TODAY 2025年12月19日
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中許寛之 氏と建築想像が挑む! メーカー論理を破壊し土地利益を1.6倍にする唯一無二の新戦略
配信日時:2025年12月19日 7時00分 [ ID:10686]
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日本の建築技術が今、世界中から熱い視線を集めていることをご存じだろうか。限られた狭い土地の中で、驚くほど機能的で美しい空間を作り出す日本の家づくりは、海外からはまるで「魔法のような芸術」だと高く評価されている。多くの人が都市に集まり、土地が不足しているのは日本だけではない。だからこそ、複雑で限られた場所でも快適な住まいを生み出す日本の知恵は、世界がお手本にしたい「教科書」のような存在となっているのだ。
しかし、現場の職人たちの技術が世界レベルである一方で、日本の不動産ビジネスの仕組み自体は長い間古いままで、業者と顧客の情報非対称性は強くブラックボックス化されていた。これまでは、古くなったらすぐに壊して建て直す「スクラップ・アンド・ビルド」というやり方が当たり前だったし、人口が増えていく中では業者の言いなりに建てていてもそれなりの経営実績を挙げることができていた。だが、工事費の値上がりや、人口が減って空き家が増える今の時代、ただ盲目的に新しくするだけでは通用しない。その土地が持っている良さを、もっと賢く引き出す新しい工夫が求められている。
そんな中、これまでの「大手メーカー任せ」の流れを変え、「建築プロデュース」という新しい仕事を切り開く企業が注目されている。東京都渋谷区にある「建築想像株式会社」だ。同社を率いる中許寛之(なかもと・ひろゆき)氏は、灘校、東京大学・大学院を卒業した後、大手の住宅メーカーである積水ハウスに入社し、賃貸事業部における大きなプロジェクトでトップクラスの成績を出し続けた実力者だ。しかし、現場で働くうちに「ある壁」にぶつかった。それは、大手メーカーの担当者は、どうしても「会社が決めた規格の商品」を売らなければならないという縛りがあることだ。
たとえお客さんにとってもっと良い建て方があったとしても、会社のルールでそれを提案できない。「お客さんが本当は選べるはず、比較できるはずの選択肢が、売る側の都合で消されてしまっている」。そう感じた中許氏は、自分たちでは工事(施工)を敢えて行わず、どのように賃貸経営を作り上げていくべきか、どんな建物を建てるのがベストかという「企画と設計」に特化した会社を立ち上げた。これが彼の実践する「第三の選択肢」である。建築想像の最大の特徴は、普通の建設会社や設計事務所、不動産会社にはない「複数の専門知識」を持っている点にある。中許氏は、建物を設計する建築士としての知識に加え、お金のプロ(ファイナンシャルプランナー)として「どれくらい利益が出るか」を精緻に計算できる。またマーケットが求めているニーズに合致させる様々な差別化手法を持と共に、更には工事の原価(材料費や人件費)の仕組みまで熟知している。
これにより、特定の建設会社や工法にこだわらず、「この土地の形・特性なら、どう建てれば利益が一番出るか、一番安定するか」をゼロから考えることができる。実際、解体工事の費用を見直して一千万単位でコストを下げたり、建物の企画・プランを根本から変えて利益を1.6倍に増やしたりと、建てる前の「工夫」によって大きな成果を出している。この手法が特に力を発揮するのは、企画の選択肢が多くなる「100坪以上の土地」や、法規制が複雑に絡む「変形地(四角ではない土地)」、「高低差のある土地」、はたまた「道路への入り口が狭い土地」などだ。
大手メーカーは無難な提案しかできなかったり、こうした土地を嫌がったりすることが多い。しかし同社は、こうした難しい土地こそ「工夫しだいで価値が上がる場所」と前向きにとらえる。渋谷区の本社には、複雑な土地を持つオーナーからの相談が絶えない。それは、土地ごとに違う正解を見つけ出す「オーダーメイド(特注)」の力こそが、これからの時代に自分の資産を守るために必要だと、多くの人が気づき始めた証拠でもある。中許氏は「施工会社は「建てる」会社、設計事務所は「図面を設計する」会社、不動産会社は「管理、売買する」会社です。私たちはその具体的に形を『創造』する前段階である、経営のビジョンや承継の道筋を『想像』する役割から担います」と強調する。世界に誇る日本の建築技術を、古い枠組みから解き放ち、もっと自由に使いこなす。建築想像が提案するこの新しいやり方は、日本の不動産市場の新しいスタンダード(標準)になる可能性を秘めている。
URL https://archit-imagination.co.jp/
【編集:Y.U】
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