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「トビタテ！ 留学JAPAN」イベントにJKT48、森理世、ケネディ駐日大使らが登場
配信日時：2014年4月2日 15時00分 [ ID:287]

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ブロードウェイを目指して留学した森理世。

2014年3月28日、明治大学リバティホールで『「トビタテ！ 留学JAPAN」留学しよう！ トークライブ～活躍のフィールドは世界だ！ ～』が開催された。このイベントは文部科学省、在日アメリカ大使館が主催し、下村博文文部科学大臣とキャロライン・ケネディ駐日アメリカ大使が登壇した。

ミス・ユニバース2007で16歳からカナダで3年間留学経験のある森理世も自らの留学経験を話した。4歳からジャズダンスをはじめた森は世界で活躍するダンサーになる夢を持って留学したと言う。ブロードウェイの舞台に立ちたいという明確な目標があったから決断出来たそうだ。その過程の中で良い先生との出会いがあったと言う。献身的なアドバイスをくれた先生がいなければ今の自分は無かったと振り返る。日本から世界に出て、知らなかった自分を発見することは大事だと言うがカルチャーショックや予想外な経験の連続だったようだ。両親も家族も仲の良い友人も先生もいない、そんな中、たった一人で自分自身をささえる精神力が必要だったと振り返る。

その時の経験が2007年のミス・ユニバース日本大会でも発揮された。その後、世界大会に進出し、80か国から選ばれた世界のミス・ユニバースとのコミュニケーションに大きく役立ったと言う。留学当時はブロードウェイへの夢がミス・ユニバースへと繋がるとは想像もしていなかったと言う。今でもダンスは続けていて自身のアカデミーで200人以上の生徒たちに自分の学んだ技術や考え方教えている。世界で見てきたことを次の世代に伝えていくことが自分の役目だと思っていると話した。

自身も大学に行く前に留学経験があるというキャロライン・ケネディ駐日アメリカ大使は、留学の優位性について話した。11月に駐日アメリカ大使になり来日、今の自分も留学生のような気分だと言う。3人の子供のうち2人が留学しているといい、両親も留学経験者だったと話した。就職活動の難しさ、費用面、英語力の問題、親の姿勢など留学には大きな障害がある。しかし、多くの人達と知り合い、多くのネットワークを構築することは将来の自分自身にとってかけがえのない宝となる。

アメリカ人は、日本の終身雇用についてよく知っている。大学を卒業し、就職しその企業で人生を全う出来るはずだった。以前のアメリカもそうだったが、終身雇用はすでに過去のものとなっている。ある統計ではアメリカ人は平均7回、転職するという報告がある。

実際、自身の子供2人も既に2回の転職経験があり、今後も何度か転職をするだろうと思っている。日本の若者たちも30％以上が早い状況で転職を経験しており、日本の状況は変わりつつある。昔はクラスメイトや同じ国の人達との競争しかなかったが、これからのグローバルな時代には世界が競争相手になるのだから当然と言えば当然であり、成功するためのツールを身につけなければ勝ち残って行くことは出来ない。そのためには異文化について勉強しなければならない。

単一民族国家の日本とは異なり、アメリカは多民族国家であるため、自国にいながら異文化について学ぶことが出来る。ニューヨークでは130以上の言語が話されており、この多様な言語がニューヨークの豊かで多様性に飛んだ魅力になっている。これが留学先としての魅力的であるため多くの国から留学生が集まる。

多分化環境に身を置くことにより、他の異なる文化を知り、結果的には自分たちの文化を知ることになる。留学により、自分を発見する旅に出ることになるが、その経験により自立し、賢くなり、人間的な成熟度を増すことになる。旅をしながら自分の国のこと、価値観、伝統を他者に伝えることにより、自立を促し、自国の文化への造詣を深めることにもなる。

日本の指導者を見てみると現在の大臣のうち8人はアメリカへの留学経験がある。安部総理も南カルフォルニア大学で1年間学んでいる。ソフトバンク、楽天の創業者、ソニー、ローソン、武田薬品のCIOは米国留学経験者である。日米間のフルブライト・プログラムはお互いの学生を50年間送り続けてきた。6人がノーベル賞を受賞している。留学が才能を開花したのか、その前から素晴らしかったのかはわからないが、私は今ここにいる生徒諸君と大差なかったのではないかと思う。

彼らが成功したのは、友達や家族と別れ、外国で違うことを試す勇気があったかどうかの差だけだったのでは無いかと思う。彼らはその中で成功するあらゆる知識と経験を身につけたのではないかと思う。留学は将来に大きなリターンをもたらす投資である。日米は親友、あたらしい世代の友情を育みたいと思うとまとめた。

最後に、インドネシア・ジャカルタを中心に活動するAKB48の姉妹グループJKT48のメンバーが留学応援ソング「トビタテ！ フォーチュンクッキー」を披露し、会場をわかせた。

【撮影/編集：太田雅幸】

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