TODAY 2025年12月11日
ワールドのニュース
ネットトラブルに詳しい両角弁護士 国内外のサイバー社会に潜むビジネスリスクに注意喚起
配信日時:2022年6月13日 9時00分 [ ID:8088]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
ひと昔、情報発信のほとんどは、新聞や雑誌、テレビ、ラジオなどのメディアを通して行われていた。情報は一方通行ではあったが、一定のモラルが働いていた。2000年以降はインターネットが急速に普及し、いまやSNSを通して誰もが気楽に情報を発信できる社会になった。心無い誹謗中傷で死に追い込まれるケースや、風評被害などで事業が壊滅的なダメージを受けることもある。また、日本企業がこれから海外企業と仕事の連携を行う機会が増えていく中、サイバー攻撃などのセキュリティ対策の強化も求められることが当然の時代になった。
法整備も大きく遅れており、誹謗中傷の防止、救済の分野では、法律が成立して20年、有名人の自殺などを受けて、ようやく改正されたプロバイダ責任制限法が、今年中に施行される見込みだ。
両角禎憲(もろずみ よしのり)弁護士は、インターネット社会・サイバー社会における(拡散社会)でのリスクマネジメント対応の専門家で、特にコンテンツプロバイダ事業者側の法律問題に詳しい。不祥事故・不祥事件発生時の対応を得意としている弁護士だ。
両角禎憲(もろずみ よしのり)弁護士は「多くの被害者を出しているインターネット社会でも、侮辱罪が厳罰化されることも併せ、投稿した者勝ちを許さない、リアル社会と同様のマナーが、保たれる法整備、社会の構築が目指されている。
インターネット、特にSNSの利用時に、軽い気持ちで投稿しないこと重要だ。イタズラ電話のような匿名性がもたらす弊害は、インターネットの世界でもストップされるべき。
法律の改正で、迅速化が図れるとしても、投稿者の情報を開示させる手続にも限界があるため、ダメージの強い誹謗中傷が投稿された場合は、専門家に相談して早期対応が重要になる。初動が遅れるとドンドン拡散されてしまうからだ。被害者は、個人に限られない。費用や手段に限りがある中小企業や個人事業主には、大きなビジネスリスクになる」と話し、警戒を促している。
サイバーセキュリティの分野では、「企業の信用や存続に関わる問題である。事前の技術的施策が何よりも重要ではあるというものの、万が一事象が派生した際の初動で失敗は許されない。日頃から外部の専門家を交えて、企業が取るべき行動を検討しておくことで危機対策を徹底していくことが、国内外のすべての企業に求められる」とも警告している。
藍和綜合法律事務所
小規模ながらも、インターネット上のトラブルなど現代社会に特有の問題を少数精鋭で取り組む、いわゆるブティック型法律事務所。代表弁護士の両角禎憲氏は、インターネットコングロマリットでの法務。コンプライアンスの実務経験を通じて、インターネット分野でのリスクマネジメント対応の専門家で、特にコンテンツプロバイダ事業者側の法律問題を得意としている。
【編集:af】
|
|
|
|
<< 関連記事 >>
ワールドの新着ニュース
ラオスJDB銀行×NeUSDが実現! 「法定通貨と暗号資産」統合管理の金融新モデル
[ 2025年12月11日 11時00分 ]
【中国不動産】「路上でマンション叩き売り」の衝撃 狼狽売りが招く“日本化”の悪夢
[ 2025年12月11日 10時30分 ]
手間なし韓国米! 新潟式「二合パック」で実現した一人暮らしの革命とギフト戦略
[ 2025年12月11日 10時00分 ]
韓国の国技テコンドーがカナダで日本の忍者に! 起源論争に火をつけた「まさかの誤報」の真相
[ 2025年12月11日 9時00分 ]
年明け奈良で日韓会談、李大統領と高市首相結束へ。米中とも通じる韓国「全方位外交」のしたたかさ
[ 2025年12月11日 8時00分 ]
住環境を変えず「ノンストレス婚」 ソウル高級マンション内の限定相談所が人気
[ 2025年12月11日 7時30分 ]
130億円消滅! 逮捕された尹前大統領の呪縛を断つためクリスマスに青瓦台へ出戻る韓国の大迷走劇
[ 2025年12月10日 7時00分 ]
NXオーストラリア・創立40周年記念式典をシドニーで開催、将来ビジョンを共有
[ 2025年12月9日 15時30分 ]
人気ニュースランキング
[ ワールド ]
緊迫する日中関係の行方、台湾有事を巡る応酬と中国孤立の可能性
プライオリティパス 成田空港の、肉料理 やきすき やんま・ぼてぢゅう屋台、利用ルール改訂
新型コロナ感染拡大、変異株「NB.1.8.1」6月下旬から7月上旬がピーク
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2025年12月2日 14時00分 ]
ベトナム [ 2025年10月12日 10時30分 ]
ミャンマー・カンボジア [ 2025年11月13日 7時00分 ]
ラオス [ 2025年12月11日 12時15分 ]
国連・SDGs [ 2025年11月27日 7時00分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2025年12月8日 14時30分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2025年10月24日 16時30分 ]
フィリピン [ 2025年12月8日 12時15分 ]