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【インドネシア】インドネシア国家警察の処女検査に非難の声があがる
配信日時:2015年5月17日 17時00分 [ ID:1922]

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インドネシア国家警察の女性の割合は約3%である。(皐野歩 提供)

 2015年5月17日、インドネシアのメディアによると、インドネシア国家警察が採用試験の際に女性受験者に行う「処女検査」に対し、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)を中心として世界中から非難の声があがっている。

 インドネシア国家警察では女性の受験資格として未婚であることと性行為の経験がないことを条件にしている。その検査として女性医師に膣に指2本を入れられるという。

 5月17日から22日にかけてバリで開かれる軍事医療国際委員会(ICMM)の世界協議会に先駆け、HRWのニーシャ・ヴァリア氏は「インドネシア国家警察は処女検査という野蛮な行為を今すぐに止めるべき。ICMMの世界協議会でもそれをはっきりと主張するつもりだ」と述べた。

 HRWによると、膣に指2本を入れただけで性行為の経験の有無などわかるはずがないという。同団体は「処女検査で個人の尊厳を踏みにじられておきながら、どうして国家の尊厳を守ることができようか」との見解を示している。

【翻訳/編集:小林ていじ】

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