新型コロナウイルス対策で「ルソン島の封鎖」を発表ードゥテルテフィリピン大統領

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新型コロナウイルス対策で「ルソン島の封鎖」を発表ードゥテルテフィリピン大統領
配信日時：2020年3月16日 22時15分 [ ID:6227]

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ドゥテルテフィリピン大統領(FBから、2020年3月16日夜)

　2020年3月16日、ドゥテルテフィリピン大統領は、首都マニラのあるルソン島を閉鎖すると発表した。

　昨日から始まったマニラ首都圏の封鎖を、新型コロナウイルスの感染が広がっているため、ルソン島全域に拡大した。不要不急の外出を控え、市民は自宅にいるよう大統領は呼びかけた。また、企業にも事業の自粛を求めた。

　今日も国際線は通常どおり運航され、日本からの普通のフィリピン入国に関して制限は無い。

　制限されるのは、航空機はマニラやクラークを発着する国内線の全便、ルソン島と各地を結ぶ船舶、陸路にはチェックポイントを多く設けて人々の移動を遮断する。
　
　この他にも、全ての教育機関・学校などを休校にする。大きなイベントや集会を禁止。感染確認者が見つかった地域では道路を封鎖する。

　新型コロナウィルスの、感染状況により閉鎖解除を決めるもの。当面の期間は4月14日まで。

　ルソン島全域で、夜間の外出も禁止となった。今日は、マニラ市内を走るジプニー(乗り合いバス)は乗客も少なく、大統領から市民への呼びかけは成功している。フィリピンでは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染確認は142人、その内12人が死亡している。

(以下、2020年3月17日7時20分追記)

　日本外務省、海外安全ホームページでは、
『【ポイント】●3月16日,メディアルディア官房長官名で新型コロナウイルス対策への対応措置に関するメモランダムが発出されました。
●同メモランダムには,3月17日午前0時から4月13日午前0時まで,ルソン地域全域に,「強化されたコミュニティー隔離措置(Enhanced Community Quarantine)」を課すとして,自宅隔離措置,出入国,国内移動等の制限など,幅広い措置が記載されています。
●特に,出国については,コミュニティー隔離措置発効(注:3月17日午前0時)から72時間以内であればルソン地域の全ての空港からの出国が認められる一方,それ以降(4月13日まで)は制限されるとしています。
●つきましては,近くフィリピンからの出国を計画している方は十分ご注意ください。
●また,特に,高齢者・基礎疾患を有する方が新型コロナウイルスに感染した場合,重症化するリスクが高いことを踏まえ,安全確保について検討してください。』と伝えている。

2020年03月17日 02:36
【感染症情報】フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その15:ルソン地域全域へのコミュニティー隔離措置等)から転載。

【編集：PL】