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マニラ首都圏での犯罪被害に注意喚起、在留邦人や旅行者に警戒を呼びかけー在フィリピン日本大使館
配信日時:2024年11月16日 12時00分 [ ID:9970]

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フィリピンイメージ

 2024年11月15日、在フィリピン日本大使館は、マニラ首都圏および近郊地域において、日本人が拳銃強盗、ひったくり、スリ、置き引き、睡眠薬(昏睡)強盗などの被害に遭う事例が多数発生していることを受けて、特にクリスマスシーズンを迎えると犯罪が増加する傾向にあり、在留邦人や旅行者、出張者には高い防犯意識を持つよう、繰り返し呼びかけている。

〈拳銃強盗被害〉

夜間、歩道を歩行中に突然犯人が近づき、拳銃のようなものを突きつけてショルダーバッグを奪う事件が連続発生。被害者がバッグを奪われまいと抵抗した際に、拳銃のグリップ部分で手を殴打される事例も報告されている。

注意点

夜間の徒歩での外出はなるべく控え、やむを得ず歩行する際は細心の注意を払う。

強盗に遭遇した際は、身の安全を第一に考え、絶対に抵抗しない。

〈バイクによるひったくり被害〉

バイクに乗車した二人組が後方から近づき、ハンドバッグや携帯電話を奪う被害が多発。

注意点

歩行中には後方から来るバイクに乗った二人組の接近に注意し、接近を察知したらバイクから届かない場所まで避難するなど防衛措置を講じる。

歩道を歩行する際は、車道から離れた場所を歩き、バッグは体前方、車道の反対側に持つように心がける。

〈スリ、置き引き被害〉

バッグを開けられ、旅券や財布等の貴重品を取られる被害が頻繁に報告されている。被害場所は路上、ショッピングモール内、ジプニー(乗合バス)の車内、空港や飛行機内など多岐にわたる。

注意点

外出の際は必要最小限の現金等を持ち歩き、貴重品はバッグにまとめず分散して身につけるようにする。

一人歩きが狙われる傾向があるため、「歩きスマホ」を避け、見知らぬ人物から声をかけられても不用意に立ち止まらない。

バッグ類は常に目に見える場所で確実に管理し、席を外す際には必ず持ち歩くようにする。

携帯電話(スマホ)の盗難被害も多く、連絡先や必要な書類のバックアップ対策を講じておくことが重要。

〈睡眠薬(昏睡)強盗被害〉

特に若い旅行者からの被害報告が多い。犯人はターゲットに近づき、移動中や飲食店で即効性のある睡眠薬を混入させた飲食物を勧め、意識を失わせて金品を強奪。

注意点

見知らぬ人物から誘われても、簡単に同行したり提供を受けた飲み物、食べ物に口をつけたりしないようにする。

睡眠薬や精神安定剤は身体に重大な影響を及ぼす恐れがあるため、十分注意し警戒。

〈その他の被害事案〉

空港乗り継ぎのために流しのタクシーを利用した際に高額な料金を請求されたり、女性に声をかけられて一緒に食事をした後にカラオケで恐喝されるなどの事案も報告されている。

注意点

タクシーを利用する場合は、車番等を乗車前に必ず確認・記録し、単独での利用は避ける。比較的安全とされる「Grab」タクシーの利用を検討する。

見知らぬ人物の誘いには軽々に乗らないよう注意し、マッチング・アプリの利用にはリスクが伴うことを十分留意する。

【編集:af】

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