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18県で問題を抱えながらも総選挙は投票終了─タイ
配信日時:2014年2月3日 17時30分 [ ID:116]

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2014年2月2日の投票日も各所でデモは行なわれたが、選挙は無事終了した。

2014年2月2日、物議を醸したタイの総選挙が終了した。2014年2月2日のバンコクポストによれば、2月2日午後3時に投票は終了したが、問題を抱えている県がいくつかあり、選挙管理委員会が正式な選挙結果を公表するにはまだしばらく時間がかかりそうとのことである。

選挙管理委員会は、午後3時の投票終了後、全国に約94か所ある投票所の89%で投票が実施されたと発表した。ただし、すべての県が選挙に参加できたわけではなく、特に南部において選挙を実施できなかった。

投票所での開票は終了したが、期日前投票の結果がまだ出せず、正式な結果はまだ発表できないと選挙管理委員会委員長のスパチャイソムチャロン氏は述べた。新たな期日前投票は2月23日に予定されている。

選挙管理委員会によると、南部14県のうち9県の投票所すべてで投票が取りやめとなった。ソンクラー、トラン、パッタルン、プーケット、スラートターニー、ラノーン、クラビーチュムポーン、パンガーの各県で投票は全く行なわれなかった。これらの地域では候補者がおらず、党リスト、投票用紙もなく、投票所に配置する職員もいなかったと述べている。

バンコクと他の8県 、ナラーティワート、パッタニー、ヤラー、ナコーンシータマラート、サトゥーン、プラチュアップキーリーカーン、ラヨーン、ペップリーの各県では、いくつか、あるいはほとんどの地区で投票所を開けることができた。北部16県、東北の26県を含む59県では問題は見つかっていない。

暫定的に首相を務めるインラック・シナワトラ氏は、投票の終わりに、今回の選挙には満足しており、投票に来られた方や職員には感謝していると述べた。さらに、今回の選挙は民主的なプロセスを通じて問題を解決するための第一歩であり、暫定政府は選挙の新たなる局面に対応するとも発表した。


【翻訳/編集:YK】

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