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【タイ】緑あふれるメコンの実現に向け「第3回グリーン・メコン・フォーラム」開催
配信日時:2014年12月25日 18時51分 [ ID:1295]

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緑あふれるメコンの実現に向け、環境分野における日メコン協力の取組を継続していくことで一致した。成果は、2015年7月に東京で開催予定の、「第7回日本・メコン地域諸国首脳会議」に報告する。

 2014年12月25日、タイ・バンコクで「第3回グリーン・メコン・フォーラム」(日タイ政府共催)が開催された。11月の第6回日メコン首脳会議において開催が決定され、急激な経済発展でも、大気汚染や水質汚染に喘ぐことが無いようにするのが目的の一つ。

 タイ外務省チュティントーン・コンサック国際経済局長と、外務省・滝崎成樹南部アジア部参事官が議長を務め、JICA、地方自治体(バンコク都、北九州市)、民間企業(株式会社久米設計、株式会社エイト日本技術開発、サイアムセメントグループ)、研究機関(チュラロンコン大学)のほか、その他メコン地域からカンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナムの政府関係者も出席して、様々な角度から、活発な意見交換が行われた。

 北九州市は、「都市間連携を通じたアジアのグリーンシティ創造」と題して、公害克服の経験やその過程で生まれた環境技術を活かし、国際協力で培った都市と都市のつながりを大切にして、官民連携によるアジアのグリーンシティ創造を推進する取組を報告したほか、ベトナムでの状況も伝えた。

 また、株式会社久米設計は「建築と環境」について、株式会社エイト日本技術開発は「都市環境の改善に向けた民間のアプローチ」について、JICAは「メコン地域におけるJICAの防災支援」について、それぞれ説明した。

 日本とメコン地域のカンボジア・ラオス・ミャンマー・タイ・ベトナムは、メコン地域の環境・気候変動問題に取り組むため、地方公共団体を含めて、官民協力が極めて重要であることを再確認し、環境保護と経済成長を両立させる「緑あふれるメコン(グリーン・メコン)」の実現に向け、環境分野における日メコン協力の取組を継続していくことで一致した。

 今回のフォーラムの成果は、2015年7月に東京で開催予定の「第7回日本・メコン地域諸国首脳会議」に報告する他、3月に仙台で開催予定の「第3回国連防災世界会議」にも活かされる。

【編集:TY】

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