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【タイ】書店経営をする日本人社長が南国での日常や体験を綴った「いつか僕を胴上げして」
配信日時:2015年7月13日 17時00分 [ ID:2198]

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倉沢氏が母親のためにipadで画像を送信しながら旅をした際に通過したクウェー河鉄橋の駅。(高田胤臣 撮影)

 2015年7月13日、愛育社より出版された「いつか僕を胴上げして」を紹介する。著者は、タイ国内で書店を7店経営する倉沢すみお氏。

 氏は1942年に静岡で生まれ、1978年にタイへ移住した。当時のタイは今とはまったく違う環境で、政府関係や日系企業の駐在などでもない限り移住をしようという日本人は少なく、また氏の場合は銀行を退職してまでの移住で、その決断は相当なものだったと推測される。

 同書ではタイに移住するきっかけとなったいきさつのほか、タイでの日常生活、特殊な体験談の数々、隣国ミャンマーで戦死した叔父の足跡を探す旅など20篇が収められている。中でも故郷に残した100歳になる母への想いなども綴られ、心温まるエピソードが印象深い。

 さらに、倉沢氏は学生時代から相撲をしていたこともあり、相撲7段の腕前である。現在はタイ国内で相撲を広めるために活躍されており、泰国相撲連盟会長、アジア相撲連盟副会長、国際相撲連盟常任理事を兼任する。

 本のタイトルは相撲を学ぶ生徒たちの一言から取られており、異国で相撲を普及させることの大変さを垣間見られる逸話も多く散りばめられている。

 同署は日本全国の書店、楽天などのネット通信販売で購入できる。

【執筆:高田胤臣】

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