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【タイ】好き嫌いが分かれるが、ファンの多い豚足ご飯
配信日時:2016年1月6日 9時00分 [ ID:2908]

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豚足ご飯のカオカームー。八角などにおいが苦手な人もいるかもしれないが、慣れたらおいしいタイ料理のひとつになるだろう。(高田胤臣 撮影)

 2016年1月6日、タイ料理は中華料理の影響を受けており、似たようなものが数多くある。例えば、日本人に人気のカオマンガイは鶏を茹でた汁でご飯を炊き、あまった汁はスープにする。そして、鶏は薄く切ってご飯に乗せる。これは中国南部の海南島発祥の海南鶏飯がタイ南部から入ってきて、タイ風にアレンジされたものだ。

 そういった料理のひとつに「カオカームー」がある。カオはカオマンガイのカオと同じで、ご飯という意味。カームーは豚足である。豚の足をじっくりと八角や香草、スパイスなどで煮て、ご飯に乗せて食べる。このときに煮汁はたっぷりとご飯にかけ、野菜と、別注文でゆで卵や同じ汁で煮た腸を追加する。タイではこれに酢などを軽くかけ、生のトウガラシやニンニクを囓りながら食べる。

 豚足はゼラチン質が多いし、煮込んでいる八角や香草がほぼ漢方薬のようなものなので、好き嫌いがはっきりと分かれるかと思う。しかし、カオマンガイに名店があるように、カオカームーにもおいしい店というのがたくさんあるので、ぜひ毛嫌いせずに試してほしいと思う。


【執筆:高田胤臣】

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