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【タイ】タイのUターンラッシュは緩和の可能性がある?
配信日時:2016年4月15日 9時00分 [ ID:3318]

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タイの地方にも見所はたくさんあり、この時期だからこそ見ておきたい場所もあるが、渋滞が酷いので、空路なども検討したい。幸いLCCが多く飛んでいるので、不便はないだろう。

 2016年4月13日、旧正月に入ったタイではバンコクへ出稼ぎに来ている地方出身者らが田舎に帰省し、家族団らんを楽しんでいる。

 毎年、タイ旧正月のソンクラーンは4月13日から15日で、例年では4月12日から地方へ向けて大渋滞となる。通常3時間程度で帰省できるナコンラチャシマー県でも10時間かかるほどの渋滞になるが、タイ人にとっては1年間で最も重要な連休であることから、渋滞に巻き込まれることを覚悟の上で一斉に帰省する。

 しかし、今年は外資系の企業を始め、タイ企業も早めに休業に入ったところが多かったことで、例年ほどの大渋滞は見られなかった。救急救命活動を行う慈善団体、華僑報徳善堂サラブリー県支部の情報によると、「今年は早めに休みに入った企業が多かったことから帰省客が分散され、ピークとなった12日夜でもスピードはかなり落ちていたとはいえ、車が詰まることなく流れていました。」ということであった。

 例年では15日が今度はUターンラッシュとなり、帰省渋滞と同程度の渋滞が発生する。しかし、今年は15日が金曜日であり、16日17日にもUターンが分散される可能性がある。報徳堂の同支部は次のように予測している。「いずれにせよ渋滞は起こると思いますが、15日から始まって16日深夜がピークになるのではないでしょうか。」

 タイはバンコクと地方を結ぶ幹線道路がある以外、抜け道となるルートがほとんど存在しない。そのため、旧正月や年末年始は帰省およびUターンで距離が100キロを超える渋滞も頻繁に発生する。今年はソンクラーンの曜日や企業の休みの取り方が幅広かったため、Uターンは例年ほど酷くはなさそうである。



【執筆:高田胤臣】

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