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タイは東南アジアでシンガポールに次ぐ高齢化社会=保健省が発表
配信日時:2014年4月13日 17時00分 [ ID:352]

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社会の発展に貢献してきた高齢者は穏やかな引退生活を望んでいる。

 2014年4月10日、タイの保健省は、タイは東南アジア諸国の中でシンガポールに次いで高齢者の数が多く、7年後には完全に高齢化社会となると発表した。

 メンタルヘルス局のジェサダ局長は、2013年12月31日の国勢調査で60歳以上の人がタイの人口の14%、ほぼ900万人を占め、男性より女性のほうが多いという結果が出たと述べている。

 7年後には高齢者の数は1300万人、人口の5人に1人になり、2031年には完全な高齢化社会となる。60歳以上の人の数が子供の数を上回ると高齢化社会とされ、タイでは2018年に初めて上回ると予想。

 世界では2年前に65歳以上の人の数が世界人口70億人の8%を超えた。日本は世界一の高齢化社会であり、2013年9月15日時点の推計人口によると、65歳以上の人口は3186万人となり、総人口に占める割合は25%と過去最高を更新、人口の4人に1人が高齢者となった。中国、韓国でも急速に高齢化が進んでいる。

 タイではあまり外で高齢者を見かけず、実感がわかないが、高齢化の波は確実に押し寄せている。ちなみに、4月13日、タイ旧正月ソンクラーンのこの日は、またタイの敬老の日でもある。


【翻訳/編集:YK】

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