タイのニュース

【タイ】夜間外出禁止令、南部の観光地4か所で追加解除
配信日時:2014年6月7日 9時43分 [ ID:575]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

夜間外出禁止令が解除され、以前の賑わいを取り戻したパタヤ。

 2014年6月6日、タイメディアによると、軍事政権は、プーケット、パタヤ、サムイでの夜間外出禁令解除に続いて、南部の主要観光地クラビー、パンガー、フアヒン、チャアームでも解除を決めた。

 概報通り、前回の外出禁止令が解除されたパタヤやプーケットには、以前の賑わいが戻っており、観光スポーツ省が解除の拡大を要請していたもの。要請にはチェンマイも含まれていたが、反軍事政権のデモがあるために今回は見送られた模様だ。

 また同日、軍事政権は今月、やはり南部のパンガン島で今月9日から13日にかけて行なわれる予定のフルムーンパーティーについても、限定的に夜間禁止令を解除することも決めた。パンガン島のフルムーンパーティーはほぼ毎月の満月前後の夜に行なわれ、同島の貴重な観光イベントになっている。同島はかねてから解除を強く要請していた。軍事政権は、イベントの期間中に反政府的な動きがないかなどの監視は続けると共に、同島に対しても違法薬物の使用がないかなど規律の遵守を徹底監視するようことを条件に解除を認めた。

 今回、禁止令が解除された中で、パンガーについては、日本人観光客もまだまだ少なく、タイのリゾート観光地としては、一番の穴場になるだろう。プーケットに近いジェームズボンド岩が特に有名だが、アンダマン海に面したカオラック地区はかつてスマトラ沖地震の津波では、タイで一番多くの犠牲者を出した地域でもある。被災から10年が経とうとしている現在は、見事な復興を見せ、その面影は点在する記念施設でのみ伺い知ることができるだけだ。

 モーターボートやジェットスキーの使用が規制されている海岸は、プーケットなどと違って、静かで自然の風とさざ波の音色に包まれる大人のリゾートになっている。海岸沿いには高級リゾートと共にダイバー向けのリーズナブルなゲストハウスも多く、いま一番お勧めしたい観光地だ。


【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

タイの新着ニュース