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【タイ】拡がる格差で恵まれない子ども達に、支援物資を届ける活動に協力を呼びかけ!
配信日時:2024年8月20日 10時00分 [ ID:9854]

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仕分けの箱詰めをするボランティアの皆さん

 2024年8月19日、タイの恵まれない子どもたちに支援物資を届ける為、特定認定NPO法人SB.ハートステーション(さいたま市岩槻区)によるクラウドファンディングがスタート。タイへの輸送費用などを募る。

 クラウドファンディングに先駆けて、去る7月27日(土)にはタイへ送る荷物の仕分け団体に寄せられた寄贈品が置かれている埼玉県さいたま市岩槻区の株式会社 総美で行われた。当日は、団体顧問を務める元埼玉県警察警部補で、警察24時でコメンテーターの佐々木成三氏の他、テーマソングを手がけた音楽ユニット「バス☆ロビ」も参加。一般参加者と一緒に猛暑の中で、汗まみれになって仕分け作業をした。

趙顕洙理事長に話を聞いた。「昨年、この団体を引き継ぎました。これまで、創始者でもある小川前理事長がコツコツと積み上げて来られて、支援の輪が拡がって来ています。これをもう少し拡げていきたいと考えています。今回のタイへの支援についてのクラウドファンディングを通して、さらに(支援の)輪を拡げることにも繋げられればと思いますので、ぜひご協力をお願いいたします。」

 今回、仕分けボランティアに初めて参加した俳優志望でNGOアジア家族の森でも活動している山内真弥さんは以下のように語った。「この団体を通して、すっかり発展したと思っていたタイに、まだまだ恵まれない子ども達が沢山いる事を知りました。子供たちの未来に繋がって欲しいという思いを込めて作業しました。これからも、今の俳優活動でも、当たり前のことに感謝しながら、様々なことを伝えられるように頑張っていきたいです。」

 今回のクラウドファンディングで集められた資金で、タイ北部山岳地域を中心に複数の学校や施設に届けるため11月には日本を出港する予定だ。また、12月の到着に合わせて現地への手渡しツアーも企画している。 

特定認定NPO法人SB.ハートステーション
 
 靴が買えずに裸足で未舗装の道を走り回る子ども達に、自分たちでも何かできることを。との思いで前理事長の小川喜功氏が創設。履き古した靴を集めて2011年4月フィリピンへ送ったことを皮切りに、毎年フィリピン、タイ、ミャンマー、カンボジアなどに支援物資として送り続けている。また国内でも、多くの学校からも海外の実情を知り、人を思いやる心を育む機会になると評価され、生徒達による寄贈品集めの活動も広がっている。

 クラウドファンディングでの募金は、10月7日(月)まで。詳しくは、Ready for ホームページ、または、SBハートステーションホームページで。 

取材協力:佐々木傑人

【編集:そむちゃい吉田】

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