TODAY 2024年11月25日
国連・SDGsのニュース
【ミャンマー】ミャンマーの湖で「ジャパン・ガー」(日本魚)と呼ばれる魚が大量死
配信日時:2015年5月12日 17時00分 [ ID:1889]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
2015年5月12日、地元メディアによると、ミャンマー第二の都市マンダレーより南に10キロの場所にある、木造としては世界最長と言われるウーべイン橋のかかったタウンタマン湖で大量の魚が浮き上がって死んでいる、と報道された。
風光明媚なアマラプラのウーベイン橋は、季節ごとに異なる美しい様相を見せるとして、観光客にも人気の高い場所であるが、現在、その湖は浮き上がった魚の死骸で覆いつくされ、遠くからみると、まるで白い板が波に揺らいでいるようだ、と地元の人は語る。
魚の死んだ原因は、養殖用に湖の水をせき止めたことにより、よどんだ行き場のない水の中で、爆発的に魚が増殖し、極端に水中の酸素が不足したことが原因とみられている。
日中は40度を超える暑季に、死んだ魚が浮かぶ光景は毎年見られるが、ここまで大量の魚の死骸が揚がったのは今年が初めてのことだ。
この死んだ魚の多くは「ジャパン・ガー」(日本魚の意)と呼ばれる、ティラピアである。
そもそもミャンマーにとって、外来種であるはずのティラピアがこれほど増えたのは、20年程前に一人の日本人がミャンマーの食糧事情の改善を図るため、繁殖力の強いティラピアを養殖したのが始まりである。
ジャパン・ガーに香草を詰めて串に刺し、炭火で焼いた「ガーキン」と呼ばれる料理は、安価なこともあり、今ではレストランでも、屋台でも、どこでも食べることが出来る定番の人気料理である。
養殖を始めた日本人の方は志半ばで2005年に惜しくも亡くなられたが、「ジャパン・ガー」の名前で親しまれるティラピアはその旺盛な繁殖力で増え続け、今ではミャンマーの輸出品目の一つにまで成長している。
【翻訳/編集:竹永ケイシロ】
|
|
<< 関連記事 >>
国連・SDGsの新着ニュース
「東進衛星予備校MSGnetwork」は、神奈川・埼玉・愛知・岐阜に55校を展開しており、全国に約1,200校ある東進衛星予備校の中で、25年連続で合格実績部門最優秀賞や東大合格実績部門最優秀賞を受賞している。HP:http://www.t-msg.co.jp
人気ニュースランキング
[ 国連・SDGs ]
危険・セクハラ疑惑の40代男性有名振付師ちひろ(仮名)、チアイベントで被害少女増か!?
岸陽一郎氏・ 海外の日本人向け校舎設立も視野 - 東進衛星予備校
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2024年11月19日 10時00分 ]
ベトナム [ 2024年8月7日 12時00分 ]
ミャンマー・カンボジア [ 2022年4月3日 19時30分 ]
ラオス [ 2023年8月16日 17時00分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2024年11月5日 21時00分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2023年6月12日 8時00分 ]
ワールド [ 2024年11月23日 10時00分 ]
フィリピン [ 2024年11月25日 12時00分 ]