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おかえりなさい、桂銀淑!
配信日時:2025年3月16日 12時00分 [ ID:10131]

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 色んな問題で日本入国禁止になっていた、大歌手・桂銀淑が4月26日と27日に日本でディナーショーを開くことが決まった。
母国である韓国では、覚せい剤使用で、思ったような活動はできなかった。

 そもそも、唯一無二の独自のハスキーボイスで「すずめの涙」や「ベサメムーチョ」、「酔いどれて」や「大阪暮色」、「夢おんな」。堀内孝雄とのデュエット「都会の天使たち」などなどヒット曲を連発していた彼女。ショートカットがよく似合う美貌。正直、韓国人歌手として批判されたことはなかったかもしれない。
それほどたどたどしい日本語を売り物にせず、日本人好みの歌唱を心掛けていたからだろう。紅白歌合戦には連続7年出場した。彼女こそ、韓国が誇っていい歌手なのだ。

 だが栄光の裏で、離婚や多額の借金、2007年には覚せい剤取締法違反(ただしこの際は所持)で有罪になり、2008年国外退去処分で日本を追われた。何度ビザを申請しても日本に入ることを許されなかったのは、秀でた彼女の歌唱力のせいかもしれない。

 しかし、韓国でも2015年に覚せい剤使用で逮捕され、韓国で実刑。母親とつましい生活を送っていた。

 日本人ファンは、彼女じゃない韓国人歌手の「彼女のうた」を聴いては落胆し、訪韓してファンミーティングやディナーショーを開催するように下地を作った。
そして昨年6月、久々に韓国の歌番組に出て、日本でのヒット曲を歌うと、日韓で話題になり、このデイナーショーにつながった。

 1公演収容人員400人。昼夜4公演で1200人を動員する。どれだけ彼女の歌をまっていたことだろう。
拠点を日本に移し、BS中心になってしまってはいるが、歌番組で63歳になって、いろんな経験を糧にした歌を歌ってほしい。今年の紅白の目玉になるために、頑張るんだ、桂銀淑! 。

 …ちなみに同じ学年の日本人歌手は松田聖子さん、藤あや子さん、伍代夏子さんだ。

【編集:fa】

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