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【タイ】TV放映で話題の寿司店がタイに進出へ
配信日時:2016年12月8日 15時00分 [ ID:3979]

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内覧的なイベントだったが、予想以上の反響だったようだ。(撮影:そむちゃい吉田)

 2016年12月8日、タイTV番組で紹介され話題になった成田市の寿司店が、バンコクへの進出へ動き出した。その手始めとして、同じ成田市から進出している日本レストラン、SakanaKitchenとのコラボで代表が来タイして、その腕前を振るうイベントがあった。

 バンコク都心の日本人居住地区スクンビット中心にあるSakanaKitchenで去る12月2日(金)、スクンビット39にあるピヤティッププレイス内に住む日本人を対象に、成田からやってきた鮨やまとの代表であり、すし職人でもある大和田宜詳(たかよし)氏が自らその腕前を披露した。

 鮨やまとは、地上波放送5チャンネルの日本紹介番組「Tadaima」で、成田市場の仲買業者、小古間商店と共にタイ全土で紹介された際に、「日本の本物はやはり違う!」と話題になった経緯があり、その様子は本サイトでも報じた経緯がある。そして、小古間商店はすでにバンコクへ進出。このイベント会場にもなった直営レストランSakanaKitchenだけでなく、成田直送便を週一回から二回に増やすなど、卸売りも順調な展開をしている。

 こうした経緯を見ていた鮨やまとの大和田代表は、今回のイベントにあたって日本と同じ軟水で、地元千葉県の多古米を炊いて、さらに赤酢で寿司飯を用意するなどのこだわり。それを1セット300バーツ(約1000円弱)という価格で提供した。これには来店した客も「申し訳ないくらい」と漏らすなど徹底したサービスぶりだった。来年には本格的な自店舗を出店する準備を始めるので、そのご挨拶代わりというこのイベントは大好評だった。

 現在は店の立地を探しながら、コスト面などを調べているという代表は、「最終的にいつ出店できるかなどは、まだわからないですが、出来る限り早い時期に出店したいですね。また、このイベントを通していくつかの課題も見えたので、問題点を一つ一つクリアしながら、しっかりと準備を進めたい」と意気込みを語ってくれた。

【取材/写真:そむちゃい吉田】

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