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【タイ】サイクリング・ブーム、課題も山積
配信日時:2017年4月14日 9時00分 [ ID:4257]

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チャトチャック公園のサイクリングロード。対面走行でぶつかって転倒した場合、すぐに道路というのも危ない。裏道なので速度超過の車も多い。(高田胤臣撮影)

 2017年4月11日、タイの玄関口、スワナプーム国際空港そばにあるサイクリングロード「スカイレーン・タイランド」が拡張工事のため、全長23・5キロに渡って閉鎖されており、7カ月後に再オープンとなる。

 タイではこの何年かは競技自転車などが流行しており、タイ各地にサイクリングロードが建設されている。タイ人だけでなく外国人の中にもタイで自転車を趣味とする人が増えてきていて、今後もブームは続きそうだ。

 ただ、気をつけたいのは自転車に乗らない人たちのモラルと認識だ。欧米人などで自転車に乗って世界一周旅行を実行する旅行者が、タイに入国して交通事故で死亡したケースが何件かある。タイは歩行者や自転車よりも車が優先され、ドライバーが自転車に意識を留めない。

 ウィークエンドマーケットで知られるチャトチャック公園に沿ってもサイクリングロードがある。しかし、ここもバイクが堂々と走行するなど、とても安全に走れる場所とは言えない。数年前と比較して、だいぶ自転車に対する認識は変わりつつあるが、タイでサイクリングをする際には注意が必要だ。

【執筆:高田胤臣】

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