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タイフェスティバル来日歌手インタビュー・パラポン&ヌム・ガラー
配信日時:2017年5月14日 9時00分 [ ID:4324]

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インタビュー中の、パラポン&ヌム・ガラー(2017年5月13日午後撮影)

 2017年5月13-14日、東京・代々木公園で開催されているタイフェスティバル(在京タイ王国大使館主催)。メインステージでは今年もこのために来日した有名歌手たちが、満員の会場を熱気に包んだ。その中からステージ直前の二人にインタビューした。(14日のライブは、15時45分からの予定)

ヌム・ガラー
 1981年7月10日サムットプラカーン県出身。本名ナパシン・セースワン。1998年第3回ホットウェーブミュージックアワードへの参加がきっかけとなり、グランミー社系列のジニーレコードと契約。バンド・ガラー(KALA)として1999年にデビュー。2014年に解散後はソロとして活動を続けている。

パラポン
 1972年9月20日ノンカーイ県出身。本名パラポン・ポンゴンセーン高校卒業後ライブハウスなどで歌っていた時、CMソングや「アサニー・ワッサンのトリビュートアルバムに参加。2000年デビュー曲コンドゥンタノンが大ヒットし、一躍トップ歌手の仲間入りした。


日本は何度目ですか?
ヌム・ガラー(以下、N) 「去年に続いて、2回目です。」
パラポン(以下、P) 「東京タイフェスでは4回目。大阪にも3回参加しました。プライベートも入れれば、10回以上来てます。」


ー何度も来ていて飽きない?
N 「今回2回目ですが、前回来た時にすっかり虜になっちゃいました。すでに来年も来る予定を決めています。何より、日本の文化、食べ物、アニメとか、全部が好きです。」
P 「全然飽きないですね。日本の人たちが好きですし、街も清潔で安全ですからね。いつもホテルと会場の行き来ばかりなので、あまり出かけられないこともあります。」

ー今回どこか行きたいところはある?
N 「ドラえもん、聖闘士星矢、ドラゴンボールとか子供の頃から日本のアニメが大好きなので、見に行ってみたいです。」
P 「やはりミュージシャンなので、楽器屋さんに行ってみたいですね。」

ー日本の食べ物で好きなものと苦手なものは?
N 「刺身が大好きです。タイでも月に5回は食べてます。今回ぜひ築地に行きたくて、パラポンさんに連れて行って欲しいとお願いしてるんです。特にマグロが好きで、大トロとかもう、とろけそう! 笑 苦手な食べ物は、特にないですね。」
P 「ラーメン大好き! 豚骨と味噌がいいですね。でも、納豆は苦手。あの匂いがダメですね」。

ーなにかチャレンジしたいことは?
P 「何回も来てるけど、まだスキーをやったことがないので、ぜひやってみたいですね。」
N 「まだ何をというほど来てないので、今は日本の人が普段どんな暮らししてるとか見たいです。昨夜もリハーサルが終わったあとですぐ街中でウォッチングしてきました。」笑

ーヌムへ質問
バンドを解散して、一人になってどうですか?
N 「やっぱ、少し寂しいですね。バンドとは15年も一緒にやってましたからね。その時は、みんなで話し合って、助け合うことができたけど、今は全部一人ですから、まだどうしていいかわからないところもあるので、パラポン先輩たちに教えてもらおうと思ってます。」笑

ー再結成はない?
N 「今はまだ考えてないけど、なにか特別なイベントがあれば、その時だけ再結成するかもしれないです。」

ー好きなアーティストは?
N 「X-JAPANです。グランミーと契約する前からインスピレーションを受けています。あとはマイケル・ジャクソンも好きですね。」

ーパラポンへ質問
出身地のノンカーイはどんなところですか?
P 「タイ東北部でも一番北で、メコン川の対岸はラオスです。とても穏やかな町で、まさにスローライフそのもの。どこか忘れましたが、何かのアンケートで住んでみたい町世界7位になったこともあるんですよ。食べ物は、ネームムアン(発酵ソーセージ)とか、ベトナム料理もあります。そして、何よりもバンファイパヤーナーク☆(龍神の火球)には、タイの国内外から多くの人が訪れます。」

ー以前、ルークトゥン歌手とか共演をしていましたが、もうやらない?
P 「機会があればぜひまたやりたいですね。ルークトゥンにしても、モーラム、プアチーウィットなど色んなジャンルのアーティストと一緒にやるのは、とても刺激的です。」

ファンから聞いて欲しいと頼まれたことなのですが、
お子さんは大きくなりましたか? ちゃんとパパしてますか?
P 「あはは。もう9歳になります。いいパパしてますよ。」

ーまた、二人に質問
日本のファンをどう思いますか?
N 「僕のことはまだまだ知っている人が少ないと思うんですが、きのうガラーのCDを持ってサインを頼まれたんですよ。ビックリしたし、すごく嬉しかったです。(P:もうCD売ってないしね。)そう。それに外国の人からは初めてじゃないかな。すごく素敵な人たちですね。」

P 「いつも応援してくれて、とても感謝してます。中にはカタカナで歌詞を書いて来る人もいて、もし、タイに来てどこかで会ったら声かけてくださいね。あと、日本にいるタイの皆さんも、どうぞ健康に気をつけて頑張ってください。」


 タイのアーティストに共通してるが、とてもフレンドリーで話しやすく、和やかにインタビューができた。アーティスト自身が憧れ、好きな国、日本で日本人ファンの前で演奏できることを誇りに思っている。そんな印象の二人だった。

☆バンファイパヤーナーク(龍神の火球)とは、毎年オークパンサーの日にメコン川から明るい発光体が打ち上がるという不思議な現象。自然現象なのか、人によるものか、諸説あるもののまだわかっていない。その前後ノンカーイは、世界中からの観光客で賑わう。

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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