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反王室勢力に関する注意喚起ー在タイ日本大使館
配信日時:2017年10月5日 14時00分 [ ID:4668]

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外国人に対し喪服着用の強制はないが、国民感情を考えると、黒や紺色などの色合いの服装が望ましい。

 2017年10月4日、在タイ日本大使館は登録者への一斉メールで「反王室勢力に関する注意喚起」を発表した。今月26日に行われる前国王の火葬式で反王室勢力がなんらかしらの犯行を行う可能性があるとしている。

 大使館の発表はタイ政府のプラウィット副首相兼国防相の発表によるもの。タイの報道によると、10月2日、タイのプラウィット副首相兼国防相は、故プミポン前国王陛下の葬儀に合わせてタイ国内外に存在するとみられる反王室グループが犯行を計画している可能性があると指摘。26日に行われる火葬式の参集者は25万人に達すると見込まれ、厳重な警備体制を敷く考えも示した。

 在タイ日本大使館では在留邦人および旅行者に対し不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、行動に気をつけるよう注意喚起している。

 9月25日にはタイのプラユット首相から、故プミポン前国王陛下の火葬式に関する発表があった。10月13日~27日まで半旗を掲揚し、その間の26日は公休日とする。また、26日は火葬式を執り行い、10月28日午後5時半を持って喪明けとするという。

 タイ国政府観光庁からは、同時期における外国人旅行者へ滞在に関するアドバイスも発表している。基本的に火葬式の間にも、タイ全土の観光スポットは通常営業とする一方、地域によっては交通事情に影響が出たり、多くのタイ国民が喪に服すために喪服あるいは黒い衣装を着用する。外国人に強制はしないものの節度のある服装で滞在することを求めている。

 火葬式の期間は民間の交通機関や銀行、商業施設、病院、その他の公共サービスなども通常営業の見込みだ。しかし、タイにおける2017年10月は、歴史が変わる大きな節目となる。この期間にタイを訪れる外国人は、タイ人の感情に配慮するべきであり、また大きな事件が起こる恐れもあり注意が必要だ。



【編集:高田胤臣】

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