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中国国際航空ー笑顔が増え接客レベルが大幅に向上
配信日時:2017年11月10日 7時15分 [ ID:4736]

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北京空港第3ターミナル(2017年11月9日)

 2017年11月9日、料金がリーズナブルなこと以外はメリットが無く、敬遠されがちだった中国国際航空が変わった。客室乗務員(CA)は保安要員的な要素が高く、親切で丁寧な「おもてなし」は期待できなかったが、驚くほど改善された。

 羽田―北京(乗り換え)ー西安線では、羽田のチェツクインカウンターで、北京で荷物を取り出し、預け直しの手順を分かりやすく説明。CAは、搭乗口で乗客を笑顔で出迎え、座席に誘導。特別食リクエスト客への事前確認や、毛布や枕、ヘッドホーンの配布などテキパキとこなしていた。機内食のオムレツも美味しかった。

 羽田出発が50分遅れ(空港混雑のため)北京乗換に支障がないかを聞いたところ、的確に乗換方法を説明してくれた。また、北京から国際線乗り換え客を少しでも早く降ろすため、着陸40分前には、後方座席の乗客を前方座席に移動させ、上部の荷物入れに入りきれない荷物を、ビジネスクラスの荷物入れに誘導するなど。

 中国の航空会社事情に詳しい関係者は「以前は、航空会社の職員が、乗客を見下すようなことがありました。競争も激しくなり接客の重要性に気がついたようです」と話す。アメリカ大統領の北京滞在中であることからか、空港の警備チェツク体制は強化され保安チェック要員も厳重警戒していた。

 ただ、北京空港第3ターミナルには、中国の携帯電話会社と契約が無い場合、簡単に接続できる無料WiFiは無い、乗り換え時間を短縮する方法を含め、まだまだ改善の余地がありそうだ。


【編集:王君】

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