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ロイヤルプロジェクト財団の大型微生物培養機などを支援ー在チェンマイ日本総領事館
配信日時:2018年3月24日 11時15分 [ ID:4968]

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ロイヤルプロジェクト会員のレタス畑

 2018年3月19日、在チェンマイ日本総領事館は、草の根・人間の安全保障無償資金協力として「北部タイにおける循環型農業振興及び流通改善計画」支援を決定した。川田一徳総領事とロイヤルプロジェクト財団のスタット・プルームパンヤー開発部長、ヌチャナート・ジョンレーカー プラントプロテクションセンター長との間で署名式が行われた。 

 ロイヤルプロジェクトは1969年、山岳少数民族の生活向上、森林破壊や貧困、アヘン栽培など、数々の問題を解決するために、前国王ラーマ9世の主導で活動を開始し、現在、タイ北部6県に39カ所の開発センターや研究所を配し、256村、44,647世帯の農家をサポートしている。

 従来からの焼き畑農法に代わる持続可能なバイオ肥料やバイオ農薬の研究・生産・販売を通じた循環型農業の普及進めるとともに、流通安定化のための農産品のラッピング化を進めているが、既存の生産効率の低い手作業を中心とした施設では効果をあげることが難しく、機器を導入し施設を整備することが喫緊の課題となっていた。

 ロイヤルプロジェクト財団の大型微生物培養機と、ストレッチフィルム包装機整備にかかる総額315万バーツ(約983万円)を支援する。

【編集:MO】

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