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『タイ・フェスティバル2018』ウィーラサック・コースラット観光スポーツ大臣からのメッセージ
配信日時:2018年5月13日 9時15分 [ ID:5040]
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2018年5月12日、タイフェスティバル開催に合わせて来日したウィーラサック・コースラット観光スポーツ大臣が、日本でのフェスティバルの意義やこれからのタイ観光について想いを語った。
日本は、以前からタイが国として、人として、敬愛し、尊敬している国です。人々は礼儀正しく、街が清潔に保たれている。こうしたことは、タイ人が見習うべきところ。言わば、目標とするところで、今年もそんな日本でタイフェスティバルを通して、自国をアピールできることを、とても誇りに思っています。
今回のタイフェスティバルには、これまで知られている主要都市以外の地方からも出展しています。南部にはマレー、ムスリムの文化があり、北には山岳民族などの文化もある。いろんな多様性を持ったタイをより深く見ていただくショーケースとしての役割が、今年のタイフェスティバルの基本理念です。
昨年タイへは、3,500万人もの観光客が世界各国から訪れました。こうした人々が、自国に帰ってからそれぞれにタイの魅力を語ってくれたら、それは何よりも強力なプロモーションとなるでしょう。また、日本からの観光客はその80%がリピーターとして、再びタイに来てくれているという統計もあるように、一度来たら、また行きたくなる。そう思ってもらえるために、私が一番に取り組みたいのは、「微笑み」です。タイは微笑みの国と言われますが、まさにその微笑みで観光客の皆様を迎える、私たち自身に。そして、来てくださった皆様を微笑みで満たしたい。そのための具体策としては、タイ観光業界だけではなく、国として質の向上が急務だと考えています。
日本の方々は礼儀正しく、責任感も強い。そんな方々がタイのあちらこちら、地方にもドンドン行ってくれれば、そこで日本人に出会ったタイ人は、その体験を通して自らを省みるでしょう。それが向上するきっかけともなる。また、今では多くのタイ人が日本へ旅行に行っていますが、そこでも日本の人々と直接触れ合う機会がある。こうした体験は、とても貴重なものですから、タイからもより多くの人に日本に行って欲しいし、日本の方にも、もっとタイに来て欲しいと願っています。
例えば、南部沿岸地域にはカニ銀行というものがあります。そこでは、母ガニを養殖しています。それでできた幼生を観光客の方々に放流してもらうプロジェクトがあります。放流されたカニはいずれ、海の恵みとして、旅行者や地元の人々が食べることで、地元の人々に経済的な恵みをもたらします。来て、見て、お土産を買って帰る。これだけではなく、体験することで循環型となり、人との触れ合いも生まれる。この取り組みを今後は、より一層多く取り入れて行きます。
タイフェスティバルは、これから大阪と名古屋でも開催されます。また今後は、福岡などの地方都市でも開催したいと思っています。フェスティバルに来ていただいた皆様には、ぜひタイに来ていただいて、より深くタイを体験して欲しいと願っています。
ウィーラサック大臣はこのほかにも、質の向上の例として、女性でも安心して旅行ができる環境作りやバリアフリーの拡大などをあげたほか、まだ知られていないイベントやアクティビティー、そして新たな観光地としての地方の紹介を進めたいと語った。
【翻訳/編集:そむちゃい吉田】
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