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日緬合作「僕の帰る場所」がミャンマー初上映 ワッタン映画祭で
配信日時:2018年9月8日 9時15分 [ ID:5238]

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ワッタン映画祭で舞台あいさつに立つ藤元明緒監督

 2018年9月5日、ミャンマーで最も伝統がある映画祭である「ワッタン映画祭」がヤンゴンで始まった。6日には日緬共同制作映画の「僕の帰る場所」(藤元明緒監督)が上映された。同映画祭は10日まで開催される。

 僕の帰る場所は、日本に暮らすミャンマー人家族の実話をもとにしたヒューマンドラマ。この日は藤元監督やミャンマー人俳優らが登壇。会場のミャンマー人観客からは「子役に感動した。どうやって指導したのか」「登場する家族は本当の家族なのか」などと質問が尽きなかった。

 ワッタン映画祭は、今年で8回目で、ミャンマーの若手映画人の登竜門となっている。日本の作品を紹介するプログラムもあり、山田沙奈恵監督の「ウィズフリクション・アズフリクション」などが上映。同映画祭には日本人審査員が例年参加するなど、日本との縁も深い。

 一般からの応募作品では日本勢で今年、日緬共同制作の短編コメディ「ゴールデンロッカーズ」(平田悠子監督)がコンペ部門に、日本の大学生がヤンゴンの貧困地区に赴くドキュメンタリー「ウェルカムトゥダラ」(茂野新太監督)がノンコンペ部門に挑戦したが、両作品ともに惜しくも上映には至らなかった。

【取材/執筆:KLH】

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