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タイの宝くじに当たった!
配信日時:2018年10月19日 9時15分 [ ID:5293]

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宝くじの販売は貧困層やハンディキャップのある人にも簡単にできるため、就業先としても受け皿となる。

 2018年10月19日、タイの娯楽のひとつで、多くのタイ人が楽しむのが「ロッタリー」だ。いわゆる宝くじで、タイでは1等が600万バーツ(約2100万円)と日本ほど高くないが、その分当たりやすく人気がある。政府公認であり、堂々と楽しめる。

 販売は卸市場で入手した人が市中で1枚10バーツ程度の利益を上乗せして売却する。額面は80バーツなので、1枚あたり90~100バーツで市井の人は宝くじを購入することになる。

タイの宝くじの等級は下記の通りだ。

1等:600万バーツ(1本)
2等:20万バーツ(5本)
3等:8万バーツ(10本)
4等:4万バーツ(50本)
5等:2万バーツ(100本)
1等前後賞:10万バーツ(2本)
前の3つの数字:4千バーツ(2000本)
後の3つの数字:4千バーツ(2000本)
後の2つの数字:2千バーツ(10000本)

 かつては1等300万バーツだったが、2017年9月1日から600万バーツになった。そのためか、それまでは印刷の工程が事情なのか2枚ひと組で販売していたが、今は切り離して1枚ずつ販売される。

 また、当選日は毎月1日と16日の2回ある。上記の本数は組番ひとつ100万枚あたりの本数になる。組数は最低で50組が販売されており(最大で100組程度。50組以上はチャリティー宝くじになる)、組番に関係なく当選番号が合っていれば当たりとなる。

 つまり、当たる確率が高いので市民は熱中する。組番違いの同じ番号を数枚卸市場で手に入れて販売する人もおり、場合によっては日本円で億を超える金額を手にすることも可能だ。

 外国人にも当選金は支払われる。数千バーツ程度であれば市中の宝くじ売りに換金してもらえる。その際3%程度の手数料がかかる。換金は当選日から2年以内のため、販売業者はある程度まとまってから宝くじ政府事務所に赴いて換金するようである。

 タイ人は交通事故などを見聞するとそれに合わせた数字を購入する。タイ人が主に狙うのはより当たりやすい2桁と3桁のランクだ。この数字は違法の地下宝くじでも利用され、やや高額な当選金のそちらに熱中するタイ人もいる。

 記者も試しに買ってみたところ、ビギナーズラックか、4000バーツが当選した。

【編集:高田胤臣】

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