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【タイ】日本の匠にタイメディアや芸能人も感動
配信日時:2018年12月15日 9時15分 [ ID:5382]
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2018年12月7日から3日間、バンコク都心にある日本アンテナショップで、伝統工芸品の展示商談会が開催された。取材に訪れていたタイメディアや芸能人らが、その緻密や受け継がれてきた技に見入り、感動の表情を見せていた。
すでにブームを越えて、タイの文化の一部になろうかという日本人気。この度、バンコク都心のシンハコンプレクックスにある日本のアンテナショップ「1887」で開催されたのは、日本が誇る伝統工芸の技を紹介するイベント「musubyの一番」。
主催した株式会社musuby(東京都杉並区)代表取締役の花田弘毅氏は、以前から日本酒を中心に中小企業や地方の製品をタイや国外へ紹介、普及の活動を続けている。会社設立当初からの目標でとあったという今回の伝統工芸品の展示商談会では、バンコクの日本料理店関係者やバイヤーなどへ、輪島塗り創業200年の老舗田谷漆器店主、田谷昂大氏自らも商談に臨んだほか、染物製品などの展示販売も行われた。
また、書道家、景谷真大氏によるパフォーマンスと東京恵比寿RICCAの美容師、渡辺健仁郎氏による「手拭い」を使ったヘアアレンジも行われた。イベントには、タイの歌手ルークターンさんとドーナツさんらが招待され、さらに来タイ中だった日本のバンド「バスロビ」のメンバーも花を添えた。パフォーマンスを見たタイの取材陣や集まった来店客らは、いちおうに感動の面持ちで見入っていた。
主催の花田氏は、初めての取り組みに戸惑ったことも多かったと言いながら、「親日国でもあるタイを起点に、こうしたイベントをできるだけ多く手掛けて、一人でも直に日本の伝統工芸の良さを伝えていきたい。その意味で、今回は当社にとってのはじめの一歩と言えますが、予想以上の手応えを感じることができました」と語る。
タイ北部チェンマイに日本庭園を模したテーマパークが開園するなど、まだまだタイの日本熱は冷めそうもない。しかし、本物を見る機会はまだまだ少ないのが現状。親近感を持つ国同士でお互いに本当、本物を理解する意義のあるイベントだったと言えるだろう。なお、今回展示された匠の製品は、引き続きアンテナショップ1887とmusubyで商談を受け付けている。
【取材/撮影:TS】
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