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【ミャンマー】「軍部批判」の劇団員さらに懲役1年 国軍、刑の長期化狙いか 1人は無罪で釈放
配信日時:2019年12月9日 9時15分 [ ID:6026]

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10月30日の公判終了後にインタビューに応じる被告ら(撮影:北角裕樹)

 2019年12月9日、民主化したはずのミャンマーで、批判的な言動に対する国軍の厳しい態度がめだってきている。例えば11月18日、ミャンマー伝統ラップの「タンジャ」を披露した劇団ピーコックジェネレーションの団員6人に対し、刑法505条a項(国軍に反乱を促す言動の禁止)違反の罪でヤンゴン市のボタタウン郡区裁判所は、1年懲役の判決を言い渡した。この公判では7人の被告が審理されたが、1人は現場にいなかったとして、無罪とし、即日釈放した。

 今回の判決は、4月13日にボタタゥン郡区で行った公演に関するもの。懲役1年の有罪判決を受けた6人のうち5人は、4月10日に同市マヤンゴン郡区で行った公演に関して、同郡区裁判所から懲役1年の判決を受けており、合わせて2年の懲役となる。このほか劇団員は6つの別の裁判所で同法や電気通信法66条d項(サイバー空間での名誉棄損)違反罪で告訴されており、各裁判所で有罪になれば数年にわたり収監される可能性がある。

 告訴した国軍側は、個々の公演を違う裁判所に訴えることで、長期の懲役刑を狙っているとみられる。被告人側のサンサンミン弁護士は「証拠法によると、ある事件で一か所に訴えたなら別の裁判所に訴えることはできないはず」として、刑事手続きの違法性を主張している。


【取材・執筆:リンニャントゥン】

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