TODAY 2024年3月29日
国連・SDGsのニュース
ミャンマー記者ら2人を国境警備隊が一時拘束 カレン州のタイ国境地帯 警備隊高官は「兵士の判断で拘束」
配信日時:2020年3月6日 16時30分 [ ID:6197]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
2020年3月4日、ミャンマーの英字誌「フロンティア・ミャンマー」などによると、ミャンマーのタイ国境地帯に位置するカレン州ミャワディで、同誌の女性記者ベティ・ハン氏と英字紙「ミャンマータイムズ」の男性カメラマンのマーノー氏が、ミャンマーの国境警備隊に一時拘束された。ベティ氏はフロンティア誌上で、カレン系少数民族武装勢力を中心に組織された国境警備隊が手掛けるビジネスを暴露するなど、国境地帯に関する一連の記事を執筆していた。
フロンティア誌など地元メディアの情報を総合すると、3月4日午後にベティ氏ら2人はミャワディで取材中に国境警備隊の兵士の職務質問を受けて拘束された。その後カレン州政府の高官らが釈放を求め、2人は翌5日夕に釈放された。兵士はベティ氏らの取材メモをチェックしており、取材の妨害が目的だった可能性がある。国境警備隊の高官は地元メディアに対し、「現場の兵士の判断で拘束したが、恥ずかしい行為であり再発防止を指示した。フロンティア誌の報道に問題があったとは考えていない」と述べた。
ミャンマーでは、2018年にロイター通信のミャンマー人記者2人が逮捕・有罪判決を受けたほか、2019年に人権派映画監督のミンティンココジー氏らが逮捕・有罪となっている。市民団体の調査では、2019年に表現の自由にかかわる法律で300人以上が訴追されていると報告されており、ジャーナリストや市民活動家らの安全が懸念されている。
【取材/執筆:北角裕樹・リンニャントゥン】
|
|
<< 関連記事 >>
国連・SDGsの新着ニュース
酒井将 代表 ベリーベスト法律事務所 国連が推奨するSDGsに様々な社会問題解決で貢献
[ 2024年3月25日 15時00分 ]
漆沢祐樹氏 海外MBAを活用した授業でビジネス思考について取り上げる
[ 2024年3月21日 18時00分 ]
「WA」の祭典ENMUSUBI in 尼崎 子どもたちへつなぐ地域振興イベントを開催
[ 2024年3月21日 9時00分 ]
人気ニュースランキング
[ 国連・SDGs ]
「WA」の祭典ENMUSUBI in 尼崎 子どもたちへつなぐ地域振興イベントを開催
パーソナルナビ リカレント教育含む国連SDGs4に貢献・2024年3月
i3ビジネスアカデミー 評判 リカレント教育含む国連SDGsに貢献・2024年3月
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2024年3月26日 1時00分 ]
ベトナム [ 2024年1月18日 11時00分 ]
ミャンマー・カンボジア [ 2022年4月3日 19時30分 ]
ラオス [ 2023年8月16日 17時00分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2024年3月19日 19時00分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2023年6月12日 8時00分 ]
ワールド [ 2024年3月29日 6時00分 ]
フィリピン [ 2024年3月28日 16時00分 ]