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大学別評価試験で、60万人の受験生が首都圏に殺到…それでも試験は必要か! ー韓国
配信日時:2020年12月10日 4時15分 [ ID:6834]

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韓国のイメージ

 コロナ禍に終始した今年も間もなく終わる。その慌ただしい12月に、韓国では大学別評価試験が行われる。予想される受験生の数は、60万人だ。韓国教育部は「1日から22日まで指定した大学評価の集中管理期間中、持続的に(感染)状況を点検する」としている。

 単純に、よくニュースで流れる、遅刻しそうな受験生がパトカーで運ばれる試験ばかりではない。大学修学能力試験の痕に、随時面接と論述試験が行われる。すなわち全国の受験生の移動量が増えると言うわけだ。

 繰り返すが、60万人もの受験生が首都圏に集まる。当然新型コロナの感染率は増加すると推測される。

 それでなくても、今年1月末の流行開始と同じような季節だ。年末年始というだけで、その他の人間の移動も激しくなる。韓国人が、家にいるということができないことは今年一年見ていてもよくわかる。しかし、青瓦台は、あくまでも他力本願なのだ。「自己主導型国民生活防疫が、切実に望まれる」と語ることしかしない。

 ならば、今年だけ、間違いなく60万人が移動する試験を中止や延期を提案することは、できたはずだ。

 ソウル市は、史上初で午後9時以降に「ソウル」を止める。営業をさせない。よりソーシャルディスタンスを強化する。政府は、7日から1月3日まで年末年始特別防疫機関には一応指定している~あくまでも国民の自主性に任せるのだけれど。

 学歴がなければ、より上の生活が望めない韓国だけに、大学入試はどんなことをしても突破しなければならない。しかし、その後に、コロナに罹患していることが発覚したら、私用にパトカーを使うような韓国人は、政府の防疫体制を訴えるのだろうか。そのための自主性なのだろうか。

【編集:fa】

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