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【タイ】バンコクでの有料清掃プロジェクトが、1周年ですっかり定着
配信日時:2023年1月30日 19時00分 [ ID:8666]

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有料参加の活動でゴミを拾う参加者のバンコク在住日本人の皆さん(SCF提供写真)

 2023年1月27日、タイの首都バンコクで有料でゴミ拾いをするというプロジェクトが丸一年を迎えた。W杯でも話題になった日本人のゴミ拾いは、この地でもしっかりと定着している。

 昨年行われたW杯では、日本代表の大活躍とともにサポーター達が毎試合後に行ったゴミ拾いが世界的なニュースにもなった。そんな話題を横目にタイの首都バンコクで、在住日本人たちが毎月最終土曜日にコツコツとゴミを拾い集めてるというプロジェクトがある。現在はまだ任意団体だがSupport for Children' Future(SCF)という団体が、日本のNPO法人Earth Friendship Festival(EFF)のコンセプトをもとに取り組んでいるプロジェクトだ。

 このSCFのプロジェクトは、バンコクのスクンビット通りを中心に大人1人100バーツ(子供は無料)の参加費を徴収した上で、指定のエリアでゴミを拾い集めるというものだ。代表の伏見太一氏によると元々は日本のEFFが日本各地で取り組んでいたプロジェクトで、有料にすることによって収益を恵まれない子供達や地域に還元することや、冷やかし参加を予防する意味があるという。

 伏見代表によれば、「ここまで1回ごとの参加人数はまだまだ少ないのですが、1年を通して沢山の方々にご参加頂き大変に感謝しております。おしゃべりしながらの活動ですが、皆さん一生懸命に清掃活動をされていますし、自分の住まいの近所を綺麗にしたいという思いで、ご参加いただいた方もありました。特に女性は精力的にゴミを拾っていたような印象ですが、参加理由はそれぞれですし、楽しく無理なく続けていければ良いかなと思っています。そして、これまでに集まった参加費をもとに恵まれない子ども達にも私たちの思いを届ける予定です。」

 先日27日に行われた活動には、お子さん連れで参加した人も含めて9人が参加。その中には常連組として参加したタイ在住ユーチューバーでバンバンバンコクを運営しているヒロさんも以下のように語っている。

 「なかなか一人では出来ない事なので、このような機会を与えてもらっている感じで、ありがたく思っています。いつも僕に良くしてくれて、お世話になっているタイに恩返しが出来て嬉しいです。一緒にゴミ拾いをしてくれる仲間を募集してます。無理なく来れる時で構いません。皆様のご参加を心よりお待ちしてます。」

 日本に旅行したタイ人が口を揃えて言っていることだが「日本はどこに行って、街が清潔でゴミも落ちていない」ということをタイに住む人々が実践する形で行われているこの活動は、少しづつだが広がる気配を見せている。来月にはタイ東部のシーラチャでシリエ・スポーツクラブが連携して行われることが決まっているのだ。

 誰に褒められるためでもなく、ただきれいな街に住みたい。そんな日本人が世界に誇れる活動は、地味だが着実に人々の共感を広げていくに違いない。

【編集:そむちゃい吉田】

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