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海野翼 社長 i3 experience国連が推奨するSDGsに教育で貢献
配信日時:2023年5月29日 11時00分 [ ID:8949]

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海野翼氏(左)、取材レポーター豊島叶恵さん・パーソナルナビ(右)

 2023年5月29日、人材教育を主な事業とした、株式会社i3 experience代表取締役、海野 翼(うんの つばさ)氏に、パーソナルナビ社が運営するメディアサイト『THE CAREER』の広報担当、豊島がインタビュー取材を行った。

 海野氏は、2018年に20代・30代を中心としたキャリア育成事業を主力とした会社、株式会社i3 experienceを設立。「i3 business academy(キャリアアップスクール)」の運営を通じて、日本の教育の問題点解消に努めている。

 今回の『THE CAREER』のインタビューテーマは、「自分の可能性の築き(気付き)方」。経営者インタビューは2023年3月から始まったプロジェクトで、キャリアに悩む若い世代に、一歩踏み出す勇気を与えることを目的としている。今活躍する経営者の一人である海野氏が、今のキャリアを築くまでにどんな経験をしてきたのか、今後のキャリアについてどう考えているのか話を伺った。

 現在、株式会社i3 experienceでは、『大人が夢を持てる世の中を創る』を理念に、キャリア専門校「i3 business academy」の運営を主力とした教育事業を展開している。受講生は20代・30代が中心で、キャリアアップや、独立、自己成長を目指す人々に向けて、試行を重ねた1年間のカリキュラムを提供している。MBA研修や、営業力、人間力の向上に特化した‟実践ベース”授業、充実した個別サポートで、受講生からは高い満足度を誇っている。

 35歳という若さで経営者として成功を収める海野氏だが、現在のキャリアを築くまでに‟経営”という大きな壁に直面したという。元々は自動車系の上場企業で約9年間サラリーマンとして働いていた海野氏。同僚の勤務態度への違和感や将来的な経済不安から独立を目指し30歳で退職。会社を設立するも、人の入れ替わりが激しく、なかなか組織拡大が図れなかったと振り返る。現在も経営者として組織運営という課題に日々向き合いながら、会社としての更なる強化を目指している。

 会社としての将来の展望や目標を尋ねると、海野氏は日本の教育に対する変革を掲げ、「生き抜くための教育」を広めていきたいと答えた。競わせない風潮が浸透してしまった今、社会に出て評価されることに対するギャップを感じる人は少なくない。幼い頃から敗北に対する悔しさや、勝ったときの喜びを経験し、自分自身で成長意欲を掻き立てることが必要だと語った。今後は実現に向けて、小学生から高校生などの子どもたちに対しても教育事業を拡大していきたいと展望を明かした。

 将来的なSDGsへの取り組みとして、教育の項目で「周りの人や環境に目を向けられる人材の育成」に貢献していきたいと答えた。夢や目標が、個人の欲求を満たすためのもので終わらないよう、“世の中の問題解決”にまで視野を広げ、周りの人や環境のために自分に何ができるかを考え、行動できる人を多く輩出していくと表明した。

 最後に、キャリアに悩む若者に向けて経験を積むことの重要性について訴えた。経験があるということは価値であり決断する際に必要な情報を多く保有することになる。人生の選択肢を広げるためにも挑戦と失敗を重ね、自分自身の決断で道を切り開いていくことが大切だと力強く語った。
 
 海野氏は、日本の教育に変革を与えるために今後も事業を拡大していく予定だ。スクールの全国展開も構想しており、一歩ずつ着実に夢を現実に近づけている。‟夢を持つ大人”の背中を見て育つ子どもたちの未来が、より明るいものとなるよう尽力していく。今後の海野氏と株式会社i3 experienceの更なる発展に期待していきたい。

 今回の詳しいインタビュー内容は、キャリアパスメディア『THE CAREER』の「経営者インタビュー」をご覧ください。

 海野翼氏プロフィール|株式会社i3 experience代表取締役、1987年生まれ、東京都出身。大学卒業後、カー用品店シェアNo.1の上場企業に約9年間勤務。30歳で、企業を目指し独立。フルコミッションの営業職に挑戦し、開始半年でトップセールスを記録。その後は組織構築に目を向け、教育、マネジメントに力を入れ、独立から10カ月目の2018年に株式会社i3 experienceを設立。法人登記1期目に売上1億、2期目で2億を達成。現在は、i3 business academyを通じ「大人が夢を持てる世の中を創る」を理念に、日本の教育の問題点解消に取り組んでいる。

【取材:パーソナルナビ編集部】

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