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韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権いつまで! 6時間・戒厳令失敗
配信日時:2024年12月5日 7時15分 [ ID:9996]

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 2024年12月3日深夜から12月4日早朝にかけて約6時間、韓国で戒厳令が発令された。この戒厳令の発令に至った経緯とその影響について解説。

戒厳令発令の経緯

2024年12月3日深夜、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、国会議員全員を「反国家勢力」と断定し、自由民主主義を守るためとして戒厳令を発令した。この決定は、韓国の民主主義の歴史において前例のない緊迫した瞬間として記憶されることとなった。

戒厳令発令直後、韓国軍の一部の特殊部隊が動員され、国会議事堂を攻撃し支配下に置こうとしたが、議員たちの抵抗により、軍は議場を完全に占拠することができず失敗。その後、国会では民主党を中心とする190名の議員が集結し、非常事態解除の決議案を提出。この決議案は12月4日午前1時1分に全会一致で可決され、戒厳令は行政的にも解除された。

大統領の弾劾と罷免の可能性

尹大統領の戒厳令発令に対する反発は強く、野党6党が共同で弾劾訴追案を提出。韓国の国会は在籍議員の過半数の賛成で弾劾訴追案を発議し、3分の2以上が賛成すれば可決される。可決された場合、大統領は直ちに職務停止となり、憲法裁判所が罷免の是非を判断する。

現在、与党は108議席を持っているが、8人が野党側に合流すると、弾劾に必要な200議席に達する計算。このため、尹大統領が弾劾される可能性は非常に高いと見られる。

韓国の大統領経験者の運命

韓国では過去に大統領経験者が監獄に入ったり、自殺したり、暗殺されるという事例がいくつかある。例えば、朴槿恵(パク・クネ)元大統領は、親友による国政介入が違憲だとして弾劾され、その後罷免されて失職し一時投獄。また、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は、在任中の不正疑惑により自殺した。

このような背景から、尹大統領も弾劾される可能性が高く、今後の動向が注目される。

結論

今回の戒厳令発令は、韓国の民主主義に対する重大な挑戦であり、国民や国際社会からの強い反発を招いた。尹大統領の弾劾と罷免の可能性が高まる中、韓国の政治情勢は一層混迷を深める。

【編集:af】

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