ワールドのニュース

中国製のダウンジャケット(素材は廃棄した毛を含む)は買わないで
配信日時:2025年1月5日 9時00分 [ ID:10028]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

イメージ

 バドミントンのシャトルコック(≒玉、羽)をご存じだろうか。永久には使えないので、廃棄処分という名のリサイクルをされる。

 ダウン。アヒルなど水鳥の羽が主だが、まあ鳥という名前がつく動物の羽であれば、全部含めちゃってが業界の常だろう。

 横道にそれるが、筆者は羽枕や羽根布団が嫌いだ。埃かなと掃除していると部屋の隅にたくさんの羽の塊ができているからだ。だから、ダウンジャケットと言う名の、綿の入った冬物用コートを来ているくらい嫌いだ。

 さもありなん。シャトルコックから羽根の部分だけ分離され、粉砕されて細い糸のようにされ充填剤にされるのが、本来のリサイクルだった。
しかし、最近中国のマスコミを騒がせていたのが、超低価格ダウンジャケットから「飛糸」(羽毛の中から出てくるような細い糸)が出てきて、それを探った先に、シャトルコックのリサイクル場が出てきたというのだ。

 「シャトルコックの羽毛のほうがより細い繊維になり丈夫です」と関係者は言った。「枕の詰め物にするくらいだから復元力は最高です」とも。

 アヒルやガチョウなど水鳥の羽毛価格が毎年1.5倍の値上がりをしている。しかし、シャトルコックは廃棄物だ。ニーズがあるとわかったバトミントン愛好者や、バトミントン上清掃業者などが捨てられたシャトルコックを集め始め、現金化していたこともわかった。

 中国ではダウンとして「鶏毛や豚毛」を使っていることもある。漂白すればわからないとまで消費者を馬鹿にしている。

 シャトルコックでできたダウンジャケットは確かに安い。しかし、保温性や軽さなど本物には敵わない。それだけでなく、廃棄物なのでアレルギーなど疾病の可能性も大いにある。
君子危うきに近寄らず。

 ちなみに、シャトルコックの羽根も不足しており、今では豚で作られていることがある。価格も20%急騰しているというのに。

 中国って、詭弁で儲けを出そうとするから、怖い。

【編集:fa】

ワールドの新着ニュース