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「お前の物はオレの物」を地で行く! 空き家を短期で勝手に貸し出した不動産屋の驚愕手口
配信日時:2025年11月13日 8時00分 [ ID:10550]

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 お前の物はオレの物、オレのものはオレの物。韓国が発祥と言われる世界中に知られている格言だ。
人から預かった物であっても、手にした瞬間に自分の物になるというすばらしい言葉だ。でも、やっていけないことは、やはりやってはいけない。

 大家さんが物件を不動産屋さんを通して賃貸物件にするのは、当たり前のことだ。しかし、韓国の不動産屋さんは、大家さんから委託された時点で、なにか勘違いをしているような気もする、それは韓国だけでなくて、最近の日本の地方都市でもそうなりつつある。

 集合住宅を家主はが不動産仲介業者に託した。前の住民は9月に退去したからだ。ハウスクリーニングなどを経て、次の入居者は11月に引っ越してくる段取りだった。
ところが、9月に引っ越した住民から大家さんのところに、「どうも誰か住んでる気がする」と連絡が入った。おそらくご近所の人が「まだ居るの?」と問い合わせたのかもしれないし、公共料金の月遅れの支払いに謎な点があったのかもしれない。

 たかが1か月、されど1か月。本来は次の入居者のために準備をする期間に、業者が日払い「短期」で勝手に人を住まわせていたのだ。
くれぐれも言うが、この集合住宅の部屋は、不動産屋のものではない。利益はすべて大家に渡さなければならない。

 大家は、業者に抗議し、警察にも訴え出た。しかし「まあまあ、少しぐらいいいじゃないか」という対応をされたと言う。謝罪は当然されなかった。警察も民事不介入なのか、いや、不法滞在という罪での対応もできたはずだ。

 韓国の法律では、他人の建物で利益を得た場合、10年以下の懲役か320万円ほどの罰金を支払わなくてはならない、不動産屋がだ。おそらく数万円にもならない儲けのために、大罪を犯した自覚がないのだろう。日本なら宅建資格剝奪ものだ。

 今、損害賠償請求中。もう11月。次の入居者が無事に「きれいな物件」に入れていることを願う。

 所有者の権利は守ろうよ、どこの国でも。

【編集:fa】

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