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ガザの窮状と遠い日本の現実、支援のあり方を問う一過性の善意と物価高騰下の生活
配信日時:2025年11月17日 7時00分 [ ID:10563]

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 WHOが「ガザ」への支援を再度求めている。

 一昨年の今頃、多くの婦人団体が「ガザの子供たちへの支援」としてあちらこちらでバザーを開いていた。急ごしらえのバザーは、周知徹底しておらず、参加者が参加者の出品物を買い合いっこして、身内オチみたいな状況だった。ひとつの全国的な婦人団体からすれば、その会で出している新聞みたいなものに「素晴らしい活動」として掲載されることが主目的だったりした。継続的なバザーはその後は行うこともなく、売れ残った商品は、団体の中の低カーストの人の家に放置されたままであったりもした。
継続的な支援を行うべく、定期的なバザーを周知徹底して行えば状況は違うかもしれない。バザーの打ち上げとして、幹部たちが食べる高額なランチ代を寄付すればいいんじゃねえのという状態にもなった。
結局は他国の戦であり、日本人には一過性のものなのだ。

 また、先日SNSで、1日100円で何人のワクチンが賄われますという何年も続くCMに出ている幼子は、とっくに日本で言うところの中学生、向こうで言うところの戦士になっているよねという書き込みがあった。芸能人も貧困地区に学校を建て、その国の子たちを養子にしている人もいるが、おそらく一生かかっても、貧困や戦争はなくならないと思われる。もちろん、なにもしないでその状況をみていることは人道上よくはない。

 ガザの食糧事情はアメリカが介在しても、今なお60万人以上の深刻な食糧不足だとWHOは援助を願う。

 世界的な物価高騰で、日本だって苦しい。目の前の乳飲み子がお腹すいてどうしようもない状態をワンポイントリリーフできるとしても、ひきとって育てることは正直できない。日本はそんなまずしい国になったのだよ。

【編集:fa】

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