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おじいちゃんたちのスマホの機種選び ・韓国
配信日時:2025年11月26日 10時00分 [ ID:10630]

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 先月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)では、各国の偉い人たちの会談という名のロビー外交も行われていた。

 中国の習近平国家主席は、李在明韓国大統領に、文具四宝セットと2024年バージョンのシャオミのスマホ製品を2台プレゼントした。シャオミは、日本では持っている人も少ないと思われるが(実は筆者が持ってた! )、中国一位のスマホメーカーなのである。

 ディスプレーには、韓国のサムスンディスプレーが使われている2024年バージョン。おたくの国の部品を使って、うちのスマホは作られていますから、もう切っても切れない関係ですねのアピールだ。

 今年9月に発売になった最新モデルの「シャオミ17」はまだ海外発売されていない。だからこそ、去年バージョンを渡したともみられるが、カメラはドイツのライカと共同開発され「スマホとデジタルカメラの境界を崩した製品」との評価も高い。スマホに装着できる「フォトグラフキットレジェンドエディション」を使用するとスマホでも、カメラのように使えたりもする逸品だ。韓国では、14万9900円ほどで買うことができる。

 先制パンチは中国側からだったが、二番手ではサムスン電子の李在鎔会長が「ギャラクシー守護者」として登場した。彼はアメリカのAIなどを統括するエヌビディアのCEOが隣の客にiphoneでの撮影を頼まれた時に同席しており「彼を撮るには、ギャラクシーじゃなきゃダメなんです」とおちゃめなことをいった御仁。
ギャラクシーは、韓国のスマホ界ででも、世界的にも有名なandroidの機種だ。

 シャオミもいいけど、ギャラクシーもね! 大統領の方の李氏は、周氏に「通信セキュリティーは万全ですか」とかました。

 両者いや、両国なかなか譲れないandroid宣伝になってしまった。

 全部品も韓国のandroidに軍配があがるか、型番落ちでお安くなってるシャオミが売れるか、互角の戦いでおだやかに会談は終わった。

【編集:fa】

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