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AI授業で集団カンニング発覚! 非対面試験の死角を突く学生200人 vs 教授のプロの目
配信日時:2025年11月26日 16時00分 [ ID:10637]

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 韓国でソウル大学と高麗大学と一緒に「SKY」と呼ばれる私立大学の名門延世大学で中間試験が行われた。

 「自然言語処理(NLP)とチャットGPT」の講義でカンニングが行われたことをが発覚した。カンニングを行った学生の採点はすべて0点処理。
通常講義室などで対面で試験は行われるが、チャットGPTのプロを養成するこの科目では、非対面式が採用された。学生のパソコンの画面や手、顔が映っている動画を試験中にセルフで撮らせて提出させている。

 しかし。盲点はどこにも存在する。一部学生がカメラの「死角」になる部分を定期的に見ていたこと。パソコン画面に様々なプログラムを重ねて表示していたこと。バレないはずの不正行為は、学生よりもプロである教授には通じなかった。0点処理はまだ温情だ。自首をすればいいだけ~もちろん教授側にはバレている。
しなければ、有期停学処分になる。教授側ではカンニングした学生を200人程度と把握している。前段階としてアンケートを大学側で取ったが、202人がカンニングしたとこたえている。さすが教授である、ほぼ人数があっている。

 教授と4~5人いる助教が映像を1秒単位で精密に検討し、不正行為をあぶりだす。これは、教授側が処罰のためのゲームとしてとらえることなく、教育機関として啓導の機会を与える行為だとして、自首する者を待っているのが現状だ。果たしているのだろうか。

 AIに課題を書かせることを当たり前と思っている学生に、カンニングは罪だと言っても、調べる機能を使ったと言い張られそうな気もする。
この講義は、正しいチャットGPTの使い方や運用の仕方を学ばせるもの。600人ほどいる学生のうち200人が不正使用を肯定している時点で、もう性善説による時代は終わっているのかもしれない。



【編集:af】

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