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「筋トレしたから家まで送れ」逆ギレ男に隊員が謝罪。救急車を私物化するモンスターたち
配信日時:2025年12月23日 5時00分 [ ID:10733]

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 救急車をタクシー替わりに使う。救急車搬送なら、ちょっとしたことでも(市販薬で対応可能な)真夜中でも病院は診てくれる。救急隊は公務員であり、私たちの税金でお給料もらっているんだから言うこと聞くべき。そんな患者様が、日本にもたくさんいる。本当に救急が必要でなかった場合、出動料金を徴収する自治体も出たほどだ。

 それは韓国でも同じ。まだ、病院に連れていけならわかるのだが…筋トレをしすぎた若者が、運動途中で足が動かなくなったので「家まで送って」と救急車を要請した。
「家まで送って」は、タクシー、あるいは、ハイヤーの出番だろう。
もちろん、韓国の救急隊は「病院搬送はできるが、自宅搬送はできない」と拒否した。

 ここで一つ日本の皆様にも認識してもらいたいのだが、救急車で病院に運ばれても、入院にならなかった時は、自前で帰らなければならないのです。そのため、深夜でも病院の周りにはタクシーが止まっていたり、車を出せる家族が呼ばれる。さらに、寝たまま搬送された時、靴は思いつかないが、自前で帰ってくるためには靴が必要。救急車を要請する心配のある方は、玄関に「靴と、タクシー代と、換えの下着」を入れた袋を用意して、それを持って運ばれてください。忘れた場合でも、小銭は必要です。病院でスリッパとパンツを売ってくれますから。タクシーは着払いができるけれど、病院は現金のみです。

 さてさて、韓国の救急隊は、筋トレした男性に「タクシーかご家族を頼って下さい」と丁重に言った。
しかし、その男性は、自治体の苦情サイトに、この顛末を申し立てたのだ。

 絶対に謝らない公務員もいるが、救急隊は謝罪した。「何が正しくて、なにがまちがっているのかわからない」。それもそうだろう。救急隊はなにも間違ったことはしていない。詫びを入れたことが間違いだったのだ。

 日本でも、こういう自分ファーストの患者様のおかげで、消防署の若手が続々やめている。理不尽だもの。

 あなたは、筋トレ中に足が動かなくなったら、救急車でおうちに帰りたいですか。

【編集:fa】

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