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「息抜きさえ罪か」北朝鮮の主婦たちがついに激怒! 命懸けの女子会を襲った非情な思想弾圧
配信日時:2025年12月29日 8時00分 [ ID:10759]

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 日本人が忘年会を楽しむように(会社ぐるみでそれをやろうとするとパワハラ認定される世の中には待っているが)、北朝鮮の住民、特に女子たちのささやかな忘年会は許されていいのではないだろうか。忘年会という盛大なものではなく、その規模は、住民同士の私的な親睦会どころか、小規模の女子会程度なのだから。

 11月末に、朝鮮社会主義女性同盟に所属する10人ほどの主婦が、1人米にすると1キロ(6合ほど)を持ち寄り、小規模の忘年会を開いた。ところが、その団体の中心部に報告されて「思想闘争会」の場でつるし上げをくらった。
国の中で連帯意識がもりあがっているのに、忘年会などしている場合か。たった10人で私的に開く女子会にも、必ずスパイは存在する。

 1キロほどの米とは、餅やじゃがいものでんぷん(片栗粉)の麺、ねじり棒(クァベキ)などとのこと。手作りの料理を持ち寄り、誰にも聞こえないように歌を歌う。1年の中であった良いことや悪かったこと言い合い和やかに宴は開かれる。これのどこを責められよう。
でも北朝鮮的には「思想のゆるみ」認定になる。庶民だもの、確固とした思想などあるものか。

 もちろん、今の北朝鮮人民が黙っているはずもない。こんなささやかな宴もダメなら、息抜きをどこでしろって言うんだ。
女性同盟はいつも労力動員など負担ばかりをしいてくる。なにひとつ自分たちに返ってくるものはないのに。自分の金で作った餅を分け合って食べたことがなぜ罪になるのか。
犯罪がどこにある。
反発する声は、多い。

 女性同盟では、女性活動家の実績作りをしている。日本においてのK産党の新日本婦人の会のバザーみたいだ。

 スパイが誰かわからなくなってしまうから、友達を疑いたくないから、怖くてなにも言えないしなにもできないと、北朝鮮女性たちは委縮している。
そして、この同盟への批判も「大きな声になっていく」兆しでもある。

【編集:fa】

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