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韓国、燃油追加料金が最大3倍に フィリピン・タイ旅行も「高嶺の花」か 中東情勢が直撃
配信日時:2026年3月18日 17時15分 [ ID:10974]

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 韓国の航空各社が、4月発券分の国際線燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を、前月から最大で3倍以上に引き上げることが明らかになった。中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰と、通貨ウォン安が背景にある。韓国国民に人気の高いフィリピンやタイなど東南アジアへの旅行費用も大幅に跳ね上がることになり、「海外旅行が再び贅沢(ぜいたく)品になる」との悲鳴が上がっている。

 航空大手の「大韓航空」は、4月の燃油サーチャージを、移動距離に応じて片道4万2000~303,000ウォン(約4700~3万4000円)に設定した。3月の水準(1万3500~9万9000ウォン)から約3倍の急騰だ。「アシアナ航空」も同様の引き上げに踏み切る。

 燃油サーチャージは、航空燃料の価格変動に合わせて、航空運賃とは別に上乗せされる料金だ。韓国ではシンガポール市場の航空燃料価格を基準に決定されるが、最近の中東情勢の悪化で燃料価格が急上昇したことが直撃した。

 特に影響が懸念されるのが、格安航空会社(LCC)を利用した東南アジア旅行だ。韓国人にとって、物価が安く気軽に行けるフィリピンやタイ、ベトナムなどは定番の旅行先だが、燃油代だけで往復1万~2万円ほど追加される計算になる。家族4人での旅行なら、それだけで数万円の負担増だ。

 インターネット上では「チケット代より燃油代の方が高いのではないか」「せっかくコロナ禍が終わったのに、今度は高すぎて行けない」といった投稿が相次いでいる。韓国の旅行代理店関係者は「春休みや5月の大型連休を控えた時期だけに、旅行を諦める動きが広がるかもしれない」と危機感を募らせている。

 燃料価格の高騰は、航空会社にとっても大きな打撃だ。需要が落ち込めば、経営が悪化する恐れもある。世界的な物価高に「空の便」の負担が加わり、韓国の海外旅行ブームは大きな曲がり角を迎えている。

【編集:af】

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