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【タイ】東京・代々木公園が微笑みの国「タイ一色に」=タイフェスティバル2014
配信日時:2014年5月15日 11時30分 [ ID:446]

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2013年のタイフェスティバルの様子

 2014年5月15日、今度の土曜日(17日)と日曜日(18日)、いよいよ「第15回タイフェスティバル2014」が、東京・代々木公園イベント会場で開催される。今年のテーマは、「ハーブ・アンド・スパイス」。タイでは生活の様々な場面にハーブとスパイスが取り入れられており、タイ料理はもちろん、医薬品、生活用品、マッサージやスパなど用途も広い。先人の知恵が現代まで受け継がれている天然ハーブやハーブ・スパイス製品は世界中に輸出されており、各国からの評価も高い。

 回を重ねるごとに、パワーアップしているこのフェステイバルの記念すべき第1回は、2000年9月に開かれた。当時のサクティップ・グライラーク駐日タイ大使と、商務参事官事務所のクンヤパン・レンカム公使の発案で、日本人にタイ料理の美味しさを紹介すると共に、両国の友好関係をより親密にすることを目的に「第1回タイフード・フェスティバル」として開催したのが始まりだ。ステージではタイ舞踊、ムエタイ、ファッションショーやビールの銘柄当てクイズなどが行われた他、伝統的な傘や扇子の絵付けの実演、カービングや料理教室などが人気を博した。これまでのフェステイバルの歴史を振り返ってみた。

 第2回は、2001年5月に開催され、その後はゴールデンウィーク後の土日開催に定着した。タイフードのテーマソングやトムヤムクンTシャツを作成した。第3回の2002年は、スラキアット・サティアンタイ外務大臣が開会式に出席した。2日目のステージではちょうど来日中だったタイの人気歌手FLYのイートが飛入りで参加し、歌声を披露して大きな拍手に包まれた。第4回(2003年)は、金土日と3日間の開催だったが、金曜日は雨に降られた。また、パラポンやモダンドッグなどタイの人気歌手やバンドを招待して、コンサートを行った。この年から、毎年どのアーティストが来日するのか、フェスティバルの楽しみが一つ増えた。

 第5回(2004年)は、東北地方のタイ料理を紹介すると共に、伝統工芸職人が来日し実演を行う。第6回(2005年)からは、公募で選ばれたロゴマークが使用されるようになり、イベント名を「タイフード・フェスティバル」から、現在の「タイ・フェスティバル」に変更し、伝統的な文化芸術、タイ産の果物や物産品をより広く紹介することが出来、さらに充実したフェスティバルになった。この年のステージでは、人気ロックバンドのカラバオ(CARABAO)のコンサートが行われ、大盛況。第7回(2006年)は、プミポン国王陛下御在位60周年を記念し、タイ国民に敬愛される国王陛下について紹介する展示を行った。

 第8回(2007年)は、国王陛下御生誕80年祝賀及び日タイ修好120周年を記念して、両国が600年前から良好な関係を続けていること、経済、文化、観光など多方面において交流が行われていることなどを紹介する展示を行った。第9回(2008年)は環境をテーマに、参加者にエコに意識してマイ箸の持参を呼びかけた。開会式には、ノッパドン・パッタマ外務大臣が出席。第10回(2009年)は日・メコン交流年の記念事業の一環として開催された。タイフェス10周年記念ブースを設置した他、セパタクローの特設コートでは、日タイのナショナルチームの選手が模範技を披露した。

 第11回(2010年)は、テレビ放映があり、来場者が例年に増して多く、混乱を避けるため閉会時間が早められた。第12回(2011年)は、東日本大震災の被災者への配慮から開催日を延期し、10月に靖国神社参道でおこなった。この年は、タイで50年に一度と言われる大洪水が発生したこともあって大使館ブースでの販売売上は被災者支援にあてた。第13回(2012年)のステージでは、タイランドフィルハーモニーによるタイフェス初の野外クラシックコンサートが行われ、厳かな雰囲気の中、観客を魅了。第14回(2013年)は、日アセアン友好協力40周年記念事業の一環として開催された。

 最初の頃のフェスティバルは、のんびりとした雰囲気の中で行われていたが、徐々に東京近郊のタイ人、タイ好きの日本人に周知され、今では30万人以上が参加する代々木公園最大規模のイベントとなった。第15回の開催まで、あと3日。天候にも恵まれそう。17日(土曜)10時から、東京・代々木公園イベント会場は、微笑みの国、「タイ」になる。




【写真提供 タイ大使館:編集 安麻比呂】

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