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【コラム】「現代の白旗」は、勝利の印か 中国
配信日時:2022年12月13日 11時00分 [ ID:8538]
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2022年冬、ぷーさんの国は、いろんなことが出来なくなっている。徐々にではなく、朝にできたことが夕方には、もしくは昼間には取り締まりの対象になっている。その出来ないことは、もちろん言論もある。
上海の文具会社が、このほど「A4の白い紙は売りません」と緊急声明文を出した。これは、上海を始め、北京や南京、武漢や成都、広州などで、ただ白い紙を掲げることで政府への抗議を現す「白紙革命」とも「白紙運動」とも呼ばれる無言の行為が広まっているかららしい。
ただ、文具会社内部も混乱しているらしく、すぐに撤回し、「あれはフェイクニュース」と言い出した…確かに、A4の白紙(いわゆるコピー用紙)の販売をやめたとしても、A3の用紙を半分に切るとA4が出来てしまう。さらに、文具会社はここが独占企業ではない。それこそ、コピー用紙が売れなくなってしまったら、実害が出る。
政府に寄り添っているイメージにしたかったけれど、よくよく考えると、ダメージしかないわけだ。中国に新聞折り込みの裏面白紙のチラシがあるかどうかは、調べきることはできなかったが、両面白でなくちゃならないというわけではないし…コピー用紙にも、白に見えるけれど、お値段によって微妙にくすみがあったりする。
ただ、白紙を掲げる国民に関しては取り締まりを受けている。SNSでは、コピー用紙を買うのにも実名登録が必要になるかもしれないと笑えない書き込みが書かれては、消えていく。
白旗はかつて、「負けました」の象徴だったが…21世紀、白紙は、「負けません」の象徴になるのだろうか。
【編集:fa】
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