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【コラム】夫婦間のみの性関係を認める 韓国
配信日時:2023年3月4日 6時00分 [ ID:8716]

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 世界中ジェンダーの風が吹く。男性と女性が結婚することが正しいという一つの方向だけではなく、まだ立法化以前の問題だが、性別に関係なく「生涯伴侶として生きる」結婚の可能性も出て来た。

 遠い昔。処女でなければ結婚できない時代があった(江戸時代は現代と似ているから、明治になってからの100年くらいの間のお話)。男性がリードしなければならないから、村とかで講や宿を作って、若くして未亡人になった女性にその教えを乞う、つまり処男ではない制度もあった。写真見合いして、結婚式の日の高砂で初対面とか、なんなら、一組しかない布団の前で顔を確認するとか。好きや愛しているではなく、国のために産めよ増やせよの生殖のための結婚も多くあった。夫婦なんだから、その夫婦オリジナルの性関係が存在していいはずで、比べる者がないからある意味平和だったかも。ちょっと「正しい男女交際、清く正しく美しく」を思い出してしまった。

 今は、もう婚前交渉という言葉さえ死語であり、SEXの相性も、もちろん結婚条件の一つになる。どうせなら、上手とか、イヤでない人と性関係は続けたいものだ。

 なのに…韓国では、「性関係は夫婦間のみ」条例ができようとしている。これを作ろうとしている議員さんは、配偶者以外との性行為はしたことがないのかな。

 学生は、学校に学びに行く。そこに、恋愛関係や性行為につながるものが存在してはならない。学生のみならず、教員も保護者もそういう学校内の活動の中で知り合った「夫婦」以外の関係者との性行為は倫理上行ってはいけない。

 主義としては、とても立派なことなのだけれども。

 では、お聞きする。慰安婦だったことを隠して結婚した女性は、この法律ができることによってなんらかの罪を与えられるのか。ラブホテルだけではなく、あらゆるホテル宿泊先、もちろん野原、多目的トイレなどなど、行為が出来そうな場所には常に監視を置き、夫婦というか戸籍と本人確認の書類を提示してから、許可をもらって挑まねばならないのか。

 繰り返すが、この法律は検討中だ。名前きいたとしても全くわからないが、こんな案件を作成し議会に提出した議員は、清廉潔白な韓国人なんだろうな。

 そうだとしても、韓国で一番稼げる産業の団体から、消されないといいけれども。

【編集:fa】

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