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【韓国を知る】豊璋著『それでも韓国に住みますか』
配信日時:2023年3月27日 10時00分 [ ID:8787]
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韓国に住んでわかった「大いなる違和感」。韓国に興味を持つ日本人は多いが、実際に韓国に住んでみるとどうなるだろうか? その答えを教えてくれるのが、大阪の朝鮮学校出身の在日3世で、ソウル在住13年の貿易コンサルタント・豊璋氏の著書『それでも韓国に住みますか』(ワック)だ。
豊璋氏は、18歳の時に朝鮮籍から韓国籍に変え、日本でいくつかの事業を営みながら、韓国に日本製品を紹介するアドバイザー兼コンサルタントとして活動してきた。2008年からは日韓を頻繁に行き来し、現在はソウルに拠点を置いている。しかし、その間に彼は韓国社会やビジネス界、反日感情などに対して「大いなる違和感」を抱くようになったという。
本書では、彼が経験した驚きや苦労、失敗や気づきなどを赤裸々に語っている。例えば、冷水シャワーと血のにじむ浴槽の洗礼、きらびやかな街並みの裏側、歩道で転ぶ理由、トイレの汚さ、貧弱な居住事情、高くて買えないマンションなど、韓国の生活環境については、「これが先進国?」と疑問符をつける。また、文在寅政権の「NO JAPAN」で1000万円を失ってしまったり、詐欺師や成金にだまされたりしたビジネスの苦い経験も赤裸々に告白する。
さらに、在日も日本人も脱北者も差別する韓国人の姿勢や、「NO JAPAN」の軽薄さや短期的な思考、「慰安婦」や「竹島」などの反日問題への違和感も率直に語る。特に、「慰安婦」問題に関しては、「本当は『強制連行』などなかったことを在日は知っている」と断言し、「河野談話への第一印象は『ああ〜、言っちゃったよ。 日本政府は日本を捨てたんだ』だった」と明かす。
また、朝鮮学校出身でありながら、「朝鮮学校は総連の人間を再生産するシステムだ」と批判し、「朝鮮学校のカリキュラムは平壌と全く同じ」と脱北者から教えられたことや、「日本を何かと非難したい在日は、一度祖国に住むことをお勧めする」という持論も展開する。
本書の最後には、「いま私は、生まれ育った日本に感謝し、人々が穏やかに暮らす日本にまた住みたいと思い始めている」という言葉がある。韓国に住んでわかった「大いなる違和感」は、彼の日本への愛着を強めたのだろう。
本書は、韓国に興味を持つ日本人にとって、目からウロコの情報や見方が満載の一冊だ。韓国の現実を知りたい人はぜひ読んでみてほしい。
【編集:LF】
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