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シンガポール空港スタッフが中国人客に暴言「お前は犬だ」、中国南方航空が謝罪
配信日時:2023年5月30日 12時00分 [ ID:8952]
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2023年5月、中国人旅行者に対して、機内や海外の空港で、問題になる接客が表面化している。元々、中国の航空会社のCAや空港は、接客よりも保安要員としてのウェートが高かっため、JALやANAに比べると? ? ? といった接客が多いのが特徴だった。
中国メディアは、『中国人旅行者のYさんは、27日午後、シンガポール空港内の中国南方航空のカウンターで、座席の変更を求めた。すると、接客スタッフはYさんに「お前は犬だ」と罵り、中国語を話せないと嘘をついた。この事件は、先月21日に香港のキャセイパシフィック航空で起きた中国人侮辱事件と重なり、中国本土とシンガポールで大きな反響を呼んだ。
Yさんによると、同じ路線の便はしばしば利用しているが、これまで座席の変更で料金を要求されたことはなかった。しかし、今回は料金が発生すると告げられた。そのため疑問を示したところ、接客スタッフは非常にいらだち始めて、暴言を吐いたという。
Yさんは現場で録音した音声ファイルをソーシャルメディアに投稿した。その中で、スタッフは「お前は犬だ」「人だったらそんなことはできないね」と言っているのが聞こえる。また、カウンター内のスタッフは中国語で会話しているのに、Yさんには「中国語は分からない」と言っているのも分かる。
中国南方航空は、問題を起こしたスタッフを解雇するよう要求し、Yさんに謝罪した。しかし、スタッフは中国南方航空の職員ではなく、業務委託を受けた業者の従業員だったという。業者側は応じていないという。
この事件は、キャセイパシフィック航空の客室乗務員が英語と広東語で会話しながら、英語が拙い中国人乗客をからかった事件と重なる。キャセイパシフィック航空は、問題の乗務員を解雇し、謝罪したが、株価が急落した。中国共産党機関紙「人民日報」は、「香港で普通語を軽視し、英語を崇拝する風潮がなくなるだろう」と書いた。
中国人旅行者に対する差別や侮辱は、航空会社の企業文化やサービス水準に関わる問題だけでなく、政治的な問題にも発展しかねない。航空会社は、中国人旅行者のニーズや感情に配慮し、敬意を持って接することが求められる。』と報じている。
【編集:LF】
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