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【コラム】わかりやすい税関逃れ・中国
配信日時:2023年7月22日 6時00分 [ ID:9080]

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Wikipediaから

 昔から、税関や国境を超えるとき、違法なものは自分の体の中に隠すのが基本であった。体中にある穴という穴。もしくはゴム製の袋に隠して胃に収納する。きょどってなく、あくまでも普通に見えることで超えられる場合もある。しかし、現代では、見た目だけではなく、金属探知機や麻薬犬など、体のどこかに仕込んでも発見される方が率は高い。

 それでも、これから行く国で違法、あるいは今から出る国で持ち出し禁止のものを、欲しがる人がいる限り(商売になる限り)、やってしまう人は絶えない。

 2023年7月中旬。中国と香港の国境(香港も中国ではないのか? )で、蛇を5匹体に隠し持っている中国人女性が捕まった。蛇は生きていた…想像するだけで、死んでしまうという蛇嫌いも世界には数えられないくらいいるというのに。

 隠し場所はブラジャーの中。生きた蛇だ。いくら小さくても、胸がウネウネするだろう。普通に考えても、おかしい。もう万事隠した状況ではない。

 貧乏ゆすりは許されても、トイレ我慢が限界のモゾモゾも許されても、おっぱいが動くのはおかしい。ブラジャーに生で入れられていたのではなく、1匹ごとストッキングで分けられていたが…動くな、動く。

 この蛇は、コーンスネークと言われる種で、生息地はアメリカ。性格はおとなしく、美しい色に魅せられた中国人愛好者の中で欲しがられる。

 だったら、密輸入ではなく、正式ルートで買えばいいと思われるが…中国もまた自国の生き物の種が混ざることを禁じている。また外来種は時として疾病を持ち込むので、かなり高度な申告と検疫手続きが必要。需要と供給がおっつかないのだ。

 麻薬とか違法薬物ならば…それでもだめだが、よく蛇をブラジャーに仕込んでばれないと思ったものだ。実に大陸的、中国人女性は勇気がある。

【編集:fa】

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