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【コラム】蓼食う虫も好き好き、ブルダック食うアメリカ人も好き好き
配信日時:2024年5月15日 19時00分 [ ID:9717]

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 連休前に、スーパーのカップ麺売り場を通ったが、みなさんおうちGWなのか結構隙間が空いていた。でも、韓国系のところは混みあっていて、だからといって買うわけでもないので、このゾーンがなければ日本麺もっと置けるのにと思った。てか、通常値段税別168円のペヤング焼きそばにもなかなか手が出ない。だったら生めんの方がトータルで安い。

 このほど、アメリカワシントン州に住む「健康・美容クリエイター」の24歳の女性が、大好きで大好きでたまらなかった、韓国製のブルダック炒め麺で、痛い目にあった。半年間、ブルダック炒め麺を彼女は食べ続けたある日、激しい腹痛とけいれん状態を起こした。検査の結果、腎臓結石による合併症と診断された。彼女には、当然半年食べた心当たりがあった。若い女性の中にはダイエット目的などで、タバスコやハラペーニョを常に持参して、あらゆる料理にかけまくっていることはめずらしくない。彼女はその手間を省き、ブルダック炒め麺という韓国が誇る辛いラーメングループの1つを選んだのだ。この半年の間に、血尿が出たこともあったという。

 カップ麺には多くの塩分が含まれている。辛いというのは、刺激的に辛いというのもあり、塩辛いというのもある。ブルダック炒め麺には、日本の普通の普通味のカップ麺よりも大量の塩分が含まれていることは否めない。高濃度の塩分を毎日摂取すると、腎臓を傷める。実にわかりやすい話。
ちなみに、アメリカ農務省は、一日のナトリウム量を2300ミリグラムと推奨しているが、それは食事トータルでだ。ブルダック炒め麺1個には、1280ミリグラム含まれている。三食食べたら、食べすぎ(日本では、一日6g以下の塩分摂取が勧められている)。

 こんな乱れた、偏った食事をしているにかかわらず、「健康・美容クリエイター」という仕事、肩書は皮肉しかない。

 すべてのカップ麺にいえるが、特に韓国麺は、結石を作る、これからの常識に加えてはいかがか。

【編集:fa】

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