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セブ・パシフィック航空、機内食と手荷物ポリシーが定着、手荷物は最大3個
配信日時:2025年11月5日 8時30分 [ ID:10488]

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機内食ブランド「Fun Café」に新たなメニューを導入「野菜トムヤム」

 フィリピンを拠点とする格安航空会社(LCC)のセブ・パシフィック航空(CEB)は、顧客サービスの利便性と選択肢の向上を目的として、機内食メニューの刷新(2024年12月から)と受託手荷物ポリシーの強化(2023年12月から)を実施した。リピーター利用者の間で選択肢として定着してきた。

 CEBは、機内食ブランド「Fun Café」メニューには、「チキン照り焼き」、「野菜トムヤム」、「チキングリーンカレー」、「ペンネ・チキンボロネーゼ」などが加わり、各メニューは350フィリピンペソ(PHP、約910円)で提供される。

 特筆すべきは、「CEB Meals」の導入により、出発の24時間前までという従来の事前注文期限が撤廃された点だ。これにより、事前注文をしていない乗客も、機内でこれらの食事を気軽に注文できるようになった。新メニューは、すべての国際線およびマニラ発の一部国内線で提供される。

 従来の人気メニュー(ビーフアドボ、ピノイスパゲッティ、グリルチキンラップなど)も継続して提供され、これらは予約時にPHP 200(約520円)から事前注文が可能である。

 受託手荷物ポリシーも大幅に見直され、顧客の選択の自由度が向上した。
個数と重量の選択肢拡大: 乗客は最大3個までの受託手荷物を申し込むことが可能となった。重量の選択肢も、従来の20kgまたは32kgの組み合わせで最大2個までという制限から、20kg、24kg、28kg、32kgのいずれかを選択できるようになった。

 予約・手続き: 航空券予約時や、「MyCebuPacific」アカウントの「Manage Booking」ポータルから手荷物を追加できる。運賃オプションの「GO Easy」または「GO Flexi」を選択した場合は、バンドルに含まれる手荷物の「アップグレード」を選ぶだけで手続きが可能。最も基本的な「GO Basic」オプションを選択した場合は、フライト日程確定後、追加オプションページで手荷物を選択する必要がある。

 機内持ち込み手荷物: 収納棚に入るサイズの荷物1個と、座席下に収納できる荷物1個の計2個が無料で、全ての手荷物の合計重量は7kg以内と定められている。

 今回のサービス改定は、LCCが利便性を高めつつ、付帯サービスを細分化することで収益機会を最大化するという、航空業界のトレンドに沿った動きとみられる。

【編集:MF】

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