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フィリピン、美食の新境地へ 「ミシュランガイド」初上陸
配信日時:2025年10月30日 12時00分 [ ID:10501]

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マニラ、近郊、セブを評価 2026年版セレクション発表へ

 2025年10月30日、世界的なレストランガイド「ミシュランガイド」を運営するミシュランタイヤは、フィリピン初となる『ミシュランガイド マニラおよび近郊・セブ 2026』のセレクション発表会を、マニラのニューポート・ワールド・リゾーツ内「マニラ・マリオット・ホテル」で開催する。

 フィリピンは多様な食文化を世界に発信する新たな美食のデスティネーションとして、国際的な注目を集めることとなる。

 セレモニーでは、ミシュランガイド独自の厳格な審査基準に基づき評価された「星付きレストラン」をはじめ、コストパフォーマンスに優れた「ビブグルマン」のセレクションが初めて公開される。また、業界の功績者を称える「ミシュランガイド・スペシャルアワード」も発表される予定だ。

 選出されたレストランは、ミシュランの匿名調査員が「素材の質」「調理技術の完成度」「味の調和」「シェフの個性」「一貫した品質」という5つの国際基準に基づき、独立して評価。今回の発表は、同国の料理界全体のレベル向上と、国内外の連携を促進する歴史的な機会となる。

 今日は、ウェルカムレセプションや授賞式に加え、アジア各地の著名シェフによる特別なカクテルレセプションも催される。参加するのは、香港・マカオの三つ星店「Caprice」のギヨーム・ガリオ氏や、クアラルンプール&ペナンの二つ星店「Dewakan」のダレン・テオ氏など、アジアのトップシェフたち。世界初のミシュラン星付きフィリピン料理店「Kasama」(シカゴ)のティム・フローレス&ジーニー・クォン夫妻も参加し、フィリピン料理の躍進を象徴する場となる。

 この歴史的な瞬間は、「MICHELIN Guide Asia」公式YouTubeチャンネルを通じてライブ配信され、世界中の美食家や業界関係者がリアルタイムで発表を見守る。フィリピン観光省も情報発信を強化する方針で、同国が世界の美食舞台に本格的に登場する第一歩として、大きな期待が寄せられている。


【編集:GS】

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