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「森のバター」の誘惑、ダバオで味わう健康の一杯
配信日時:2026年1月22日 12時00分 [ ID:10816]

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2026年1月16日撮影

 フィリピン有数の果物の産地として知られるミンダナオ島ダバオ。その南西部に位置するトリル地区の商業施設「ガイサノGモール」で、市民の憩いの場となっているのが、鮮やかな薄グリーンの搾りたてアボカドジュースだ。

 一杯80ペソ(約210円)少し高い価格で提供されるこの飲料は、その濃厚さと力強い甘みだ。

 フィリピンにおけるアボカド栽培の歴史は古く、16世紀のスペイン植民地時代にメキシコから持ち込まれたのが始まりとされる。以来、肥沃な火山性土壌と温暖な気候に恵まれたダバオは、国内屈指の生産地へと発展した。

 アボカドは「世界一栄養価の高い果実」としてギネス記録にも認定されている。現地の特産であるマンゴーやパパイヤと比較しても、その栄養価は際立つ。マンゴーがビタミンCや糖質に富むのに対し、アボカドは悪玉コレステロールを抑制する不飽和脂肪酸や、むくみを解消するカリウムが数倍から十数倍も多く含まれる。

 熱帯の強い日差しで体力を消耗した際、この一杯は即効性のあるエネルギー源として、地元客の健康を支えている。甘美な誘惑と高い栄養価が同居する薄グリーンの滴は、まさに南国の生命力の結晶といえるだろう。

【編集:af】

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